そんなとこ無ぇ!だから環境をつくることが大事!というお話
「はぁ~ッ!テレビも無ぇ!ラジオも無ぇ!…そんなとこ無ぇ。」
はい、唐突に失礼しました(笑)
お笑いコンビ、流れ星☆のちゅうえいさんのネタです。高校の頃から流れ星☆が好きで、大学受験の期間は元気付けられたという意味で大変お世話になっておりました(笑)
吉幾三の『俺ら東京さ行ぐだ』の曲をパロったこのネタは、今の自分にとっては笑いのネタではなく、勉強環境におけるシンプルな課題となっております。ちゅうえいさん、ゴメンナサイ
テレビも無ぇ!ラジオも無ぇ!…そんなとこ無ぇ。
まさにその通りで、昔でいうテレビやラジオのような余暇を潰せるモノが、今では身のまわりに溢れています。インターネットさえ繋がれば、スマホやPC、その他タブレット端末を駆使して、余暇なんて秒刻みで埋められます。
もしも「仕事を絶対にしないこと・部屋から絶対に出ないこと」を条件に私にまる1日の休日が与えられたら、ひたすら動画配信サービスで映画とアニメを見続けちゃいます。たぶん24時間じゃ足りません(笑)
こんな具合に、今は何時でも何処でも当たり前にネットが繋がる時代なので、部屋でも更地でも、半永久的にエンタメ(娯楽)を楽しめる環境が整います。
人類史上最も身近に、そして豊富にエンタメがある時代です。
否応なしにやらなければならない勉強を頑張るうえでは、非常にやりにくい環境が整った時代です。
私の中で、勉強とエンタメは存在の方向が真逆です。勉強はエンタメには成り得ず、エンタメの中に楽しい学びはあっても勉強は無いと思っています。
この辺りでは「仕事」と同一視しています。仕事はエンタメに成り得ず、エンタメのように終始楽しいものではありません。
仕事をやり遂げるにはたくさんの手間が必要で、そのためにたくさんのエネルギーが必要です。だから、与えられた仕事には感謝をし、好きにならなければいけません。仕事に対してはじめから遣り甲斐を求めるなんて何様で、まずは与えられた目の前の仕事の好きなところを探し、好きになる方法を探す。そうやって「好きだからやり遂げられる」に変換していく、それが仕事というものだと私は思っています。
京セラの創業者・稲盛和夫氏の言葉に少しばかり影響を受けているので「昭和の仕事論」だと言われればそうかもしれません(笑)
対してこの令和、「仕事が遊び、遊びが仕事♪」と難関大卒の女の子が陽気に語る時代です(笑)
勉強と仕事の違いは、探し当てた「好きなところ」だけをやっていても、成果は出ないところです。詰まり、偏りがあれば成績も学力も上がらないということです。
だから、否応なく勉強を頑張れる環境を整えることが重要で、エンタメ最盛期の現代において、それは筆記用具を揃えるのと同じくらいの重要度を持ちます。
受験生やテスト対策中の中高生は、勉強のためにスマホ内のアプリを即全削除できるでしょうか。
過剰とも言える今のエンタメ最盛期においては、それくらいの無関心さが丁度良く、必要だと私は考えています。
最後まで目を通して頂き、ありがとうございました!
来週も宜しくお願い致します!