前期中間テストが終わったので、改めて「量」がものを言うぞ!というお話[公式LINE2025.06.28]

いつもお世話になっております。ウィンドミル菊池教室の榊です。今週も明るく元気に通塾してくれた塾生・体験生の皆さん、送迎など通塾をサポートしてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました!

前期中間テストが終わったので、改めて「量」がものを言うぞ!というお話

先日各中学校で実施された前期中間テストの結果が出揃ったようです。
学校・学年無差別での塾生上位三得点は各教科次の通りとなりました。
※100点満点の試験は50点満点に変換ています(小数点以下切り捨て)
※菊北中=菊池北中,菊南中=菊池南中

〈国語〉
[49](菊南中1)
[45](菊北中2)
[43](菊北中3 2名)
〈数学〉
[50](菊南中1)
[49](菊北中2,菊南中2)
[45](泗水中3,菊南中3 2名)
〈英語〉
[49](菊北中3)
[48](菊南中2,菊北中3)
[46](菊北中2)
〈理科〉
[49](菊南中2,菊北中2,菊北中3)
[44](ルーテル中3,泗水中3,菊北中3)
[42](菊北中3)
〈社会〉
[49](菊北中3)
[46](菊南中2,菊北中2,泗水中3)
[43](菊南中1)

上記のように、特に学年無差別で得点を並べると
「中3のテストの方が難しいんだから、この並べ方はズルい」
という声が中学生からは飛んで来ることもあります。
もちろん、客観的な事実として、国語・数学と理科の一部分野について言えば、中3内容の方がやや難しいと言えます。
しかし私の意見としては、テストの点とは行動の結果であり、「求められていた行動量」にどれだけ近付けたのかを表した数字だと捉えています。中1には中1の、中2には中2の、そして中3には中3の「求められている行動量」があり、それをこなせた者の得点が“当たり前に”高かっただけであって、内容の難易度云々の文句は筋が通らない、と考えています。学校無差別についても同様で、その学校のその学年において「求められている行動量」があります。
ゆえに、同時期のテストの結果を、学校学年無差別に並べることに、テストの難易度等々は関係無いと私は考えています。

さて、今回の前期中間テストを経て、改めて注意しておきたいと感じた教科は理科です。今回、公立中2・中3のテスト範囲の内容は「化学分野」でした。コレは要注意です!中学理科は生物・地学・物理・化学の4つの分野が、3年間の中でバランスよく(?)散らばっています。各分野の中身の殆どは「短編集」のように独立したモノですが、唯一3年間地続きになっている分野が化学です。
「地続き」ということは、中1内容からしっかり身につけておかないと、中2~中3で「分からない」が加速するということです。その点においては英語・数学と同じと言えます。しかし、英数ほど細かな追求が容易ではありません。
例えば、なぜ酸化銀と酸化銅では、同じような金属が酸化された物質なのに、酸素原子1つあたりにくっつく原子の数が銅は1つで、銀は2つなのか?など。もちろん調べれば分かりますが、教科書で調べても分かりません。詰まりは「“性質”だから覚えろ!」ということです。
化学において「物質の性質」こそ考えるのに必要な「ルール」です。ルールは覚えるしかありません。このLINEではもう“タコミミ”やもしれませぬが、覚えるには量も時間も必要です。このことについて、特に受験生は「そりゃそうだろ」と即反応できるようでないと、夏明けに怖いことが起きます(怖)

最後まで目を通して頂き、ありがとうございました!
来週も宜しくお願い致します!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です