ツバメの話と定期テストの話
先日ツバメの件で「注意喚起」のLINEを送りましたが、その日の夜に、ツバメの雛が2匹だけ残っているのを発見しました!全滅していなくて、本当に良かったです(泣)!
その2匹の雛ですが、なかなかに興味深いので、ちょっとだけお話しさせてください。
この時期の雛は、目が見えないからか、それともそういうものなのか、すべての音に反応して「ビー!ビー!」と毎年鳴いていたんですね。入り口で足音がすれば「ビー!」、ドアを開けるたびに「ビー!」、近くに歩行者がいても、もちろん親鳥が飛んで来ても「ビー!」という具合でした。
しかし、今残っている2匹の雛は、まったく音に反応しないんです。それどころか姿すら見せません。親鳥が来ている時だけ姿を見せて「ビー!ビー!」と鳴くんです。
親鳥が雛たちに
「巣の外は危ないから、私が来るとき以外は、静かに、ジッとしていなさい」
とでも教えたのでしょうか?
数年前にある一部の鳥について、単語と文法を使う言語能力があることを証明した日本人がいらっしゃったかと思いますが…実際のところどうなのでしょう。
ちなみに親鳥は未だに攻撃的です。
巣の下に立っていたり、ジッと巣を見つめていたりすると、凄い勢いで飛んで…いえ、突っ込んできます(恐)ツバメなのに猪突猛進です!
塾の入り口や道路沿いの窓を掃除していると、私の頭スレスレを飛んでいきます(笑)
なので塾生の皆さんは、塾への入退出の際は、引き続き、頭上注意でお願い致します。
そんなツバメたちの続報でした(笑)
さて。話は180度変わって、来週から中学生は前期中間テストの対策期間に突入します!
中1生たちにとっては初めての「定期考査」になります。塾でもここでもハッキリと言いますが、“小学生”のままでいると中学校のテストでは点数を取れません。
小学校でやっていたテストは完全な「単元別テスト」であって、記憶が新鮮なうちにやるものです。だから比較的点数は取りやすく、生徒によっては満点が当たり前になります。中学校のテストからは試験日の1週間前までに授業で通ってきた複数の単元がテストの出題範囲になります。
だから、テストに向けた対策勉強が必要になるのです。「単元別で出来ていても意味が無い」というのは大学受験では至極当たり前で、このことは中学校の定期考査から始まると言えるでしょう。
テスト対策では、小学生のうちには殆どやってこなかったであろう「覚える努力」をしなければなりません。なぜなら、中学・高校で進める勉強には“専門知識”が必要になるからです。専門知識とは、日常生活で隣り合うことがない、ほとんど使うことのない知識です。だから、自発的に覚えようとしなければなりません。その知識は次の単元、さらにその次の単元で必要になります。「単元別で出来ていても意味が無い」とはここにも繋がるのです。
塾生の皆さんには、テスト対策をするうえで「周りと同じではいけない」と思っていて欲しいです。少数の上位層を目指すのであればそれは当たり前ですが、そこを目指していなくても、周りと同じ勉強ではいけません。必要な勉強内容と勉強量には個人差があるからです。早いうちに何をどれくらい復習しなければいけないのか、把握し、行動に移しましょう!
最後まで目を通して頂き、ありがとうございました!
来週も宜しくお願い致します!