いつもお世話になっております。ウィンドミル菊池教室の榊です。今週も明るく元気に通塾してくれた塾生・体験生の皆さん、送迎など通塾をサポートしてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました!
めざす極みは「成果主義」であるというお話
早いもので学校はもう夏休みに突入して、来週から弊塾では夏季講習の開講です。
ここ数か月、曜日の感覚が麻痺してしまっている自分からすると、いつの間にか上半期が終わってしまっていたこの早さには、焦りを感じずにはいられません。
この調子なら、たった5週間しかない夏季講習には「光陰矢の如し」が似合うでしょう。
そのため、1日の学習の「密度」と「濃度」がより大切になってきます。
特に高校入試を控える中3生と、大学入試を控える高3生、いずれ大学入試を受験する高1・2生にとって、夏は間違いなく「天王山」です。
夏をどう過ごしたかによって秋・冬の成績は決まり、どんな春を選べるかの選択肢の数が決まります。
では、1日の「密度」と「濃度」をより高めるためには何が大事か。
「この流れは・・・“もちろん量が大事!”とくるだろう」
と思われた保護者様・塾生は、紛れもなく弊塾公式LINEのヘビーユーザー確定です♪✨いつも目を通して頂きありがとうございます!✨
ですが、今回の「密度」と「濃度」については、「量が大事」とだけは言えないんです。量を増やすとは、その「体積」を増やすことであって、密度・濃度を高めることにはならないんです。
おそらくこの密度・濃度を、いわゆる「学習の質」と世間では呼んでいるのだと思います。
1日の学習の密度と濃度を高めるために必要なものとは、「成果」です。
すなわち「今日は○○が出来るようになった」というものです。この出来るようになったモノの数、またはその難易度の高さが、学習の密度と濃度を表すと私は考えています。
1日の学習の密度と濃度を高めるためには、1日の終わりに「今日は何が出来るようになったか」を自問自答することを習慣にすると良いでしょう。それが習慣となれば、翌日の始まりには「今日は何を出来るようになろう、どこまで出来るようになろう」と1日の目標・目的が定まります。また「何か出来るようにならなければ!」と1日に危機感も持てます。これを私は「成果主義」と呼んでいます。
特に高校入試を控える受験生と高校生は、“勝負”までの残り時間が少ないため、いちはやく「成果主義」となって、1日に「詰まった濃い学習」をこなせるようにならなければなりません。
いつもお話するような「量をこなせ!何よりも量が大事」という考えを、ここでは成果主義に対して「物量主義」と呼びましょう。この物量主義は「意味のある成果主義」となるための前提条件です。
例えば、大学入試を控える高校生が「今日は数学の参考書を5ページ進めることが出来た」と言ったところで、それは成果とは言えません。
量をこなすことが当然となっていなければ、成果の質は当然落ちます。もちろん、1人1人が考える「成果の質感」に個人差はありましょう。しかし、いずれの勝負の相手が自分以外であることは、学生全員が肝に銘じておくべきです。
まずは物量主義となり、そして意味のある成果主義という極みに立つ。その中では常に能動態であることが大事です。
やらされて得た成果をもつ者と、やって得た成果を持つ者とでは、高校・大学の入学後に大きな差が生まれます。
夏を糧とするのか、溶かすのかは、自分次第です。
最後まで目を通して頂きありがとうございました。来週も宜しくお願い致します!