【子どもを注意したいなら通常モードで】公式LINE配信メッセージ[2022.07.23]

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絶賛フォロバ中!(笑)

いつもお世話になっております。ウィンドミルの榊です!今週も明るく元気に通塾してくれた塾生の皆さん、送迎など通塾をサポートしてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました!

子どもを注意したいなら通常モードで問い掛けを

先日、熊本博物で実施されている『世界の大翼竜展』に行って参りました!幼い頃からの古生物好きとしては最高を極めた展示会でした!

その展示会での一コマですが、お子様連れのお母様(?)が、ちょっと強めに子どもを怒っていたのです。
怒られている原因は、子どもが展示会の室内で、事故的ではない大きな音を立ててしまったこと。それで周りの注目を集めてしまい…

「そんなことしないで!いつも言ってるでしょ(怒)!」

みたいな具合で、お母様は激怒です。
きっとこれ以前にも静かにすべき場所で大声を出したり大きな音を出したりして、何度か怒られてきたのでしょう。

この「いつも言ってるでしょ!」のような、
「何度言えば分かるの!?」
「いつも言っても聞かないじゃない!」
などの「いつも言ってる系」の激怒フレーズについて或る教育学者か心理学者かが雑誌の記事でお話していたのですが、親や先生たちの「いつも言ってる」のほとんどが正確には、

「“怒っているときに”いつも言ってるでしょ!」

らしいのです。
日常の“通常モード”のときには言わず・伝えずで、事が起きてしまったときに初めて子どもに伝える。

たった今「確かに…」「そういえば…」と心の奥底で思った保護者様、学校の先生、塾の講師、いらっしゃいませんか?(笑)

その雑誌記事の続きによると、「怒っているときにいつも言っている内容」のほとんどは子どもには響いていない・伝わっていないらしいです。

なぜなら、怒られている子どもは「なぜ怒られているのか?何が悪かったのか?」を考えるよりも、怒られている今の状況をいち早く鎮めよう・解決しようと「怒られているときの対処法」をいちばんに考えてしまうからです。

これは子どもだけでなく大人も同じだと僕は思っています(笑)
会社で上司に激怒されているときは、何が悪かったかを考えるよりも「誠意を見せてもっと謝らないと…」「エリア長よ、はやく鎮まってくれ…」と思ってはいないでしょうか。
怒っている内容よりも怒らている状況に思考を向けてしまっている。少なくとも、僕はそうでした(笑)

なので、怒っているときに注意を促してもほとんど意味が無いのです。

※ちなみにこのことは以前お話した「塾で僕が怒らない理由」のその他の1つでもあります。
https://sakaki-maru.com/koshiki-line-2022-06-25/

親(もしくは先生)と子どもの両者が“事が起きていない通常モード”のときに、例えば「展示会では静かにしないといけないけど、どうしてか分かる?」などと問い掛けておくと、子どもは「展示会では静かにしないといけない」というマナーを記憶してくれることに加えて、その理由も思考してくれます。理由を思考できる時間が重要です。

テストの点が悪い時だけ激怒するのび太のママも、外でお尻を出した時に拳骨を食らわす野原しんのすけの母ちゃんも、“通常モード”のときに「どうしてテストで悪い点を取ったら怒られるか分かる?」「どうして外でお尻を出したらダメか分かる?」と事前の問い掛けをしておくと今後に繋がるかもしれません。ストーリーでのオチは無くなってしまいますが(笑)

最後まで目を通して頂き、ありがとうございました!
来週からの夏季講習も宜しくお願い致します!

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