いつもお世話になっております。ウィンドミルの榊です!今週も明るく元気に通塾してくれた塾生・体験生の皆さん、送迎など通塾をサポートしてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました!
上司や上官など、上の人が理不尽だと感じるのは、あたりまえ
先日、このようなニュースを発見しました。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023071100571&g=soc
このニュースを見た率直な感想は
「上司とか上の人が理不尽なのは、当たり前では?」
です。もちろん、ニュース内における“被害者”を否定したいわけではありません。その人にはその人の考えと価値観があるので。なので、僕自身の考えと価値観でそう思ってしまった、ということです。
以前、福山雅治さんか、リリーフランキーさんか、秋元康さんか…忘れましたが(笑)、僕がよく聴くラジオのパーソナリティが、こんなことをお話ししていました。
「世代が違えば、受けてきた教育が違うのだから、(年齢が)下の人が上の人を理解できないのと同様に、上の人も下の人を理解するのは難しい」
なるほどな、と思いました。
例えば、35歳の僕のところに、23歳の新入社員が来たとしましょう。
おおよその一般常識や社会性を身につける期間を、小学校から高校卒業までの期間とすれば、僕が社会性を身につけたのが1995年~2007年で、新入社員の場合は2007年~2019年です。
これだけ時代に差があれば、その期間、人々の間に普及しているモノが違います。一番分かりやすいもので“ケータイ”ですね。
普及しているモノが違えば、それらに対応して、受ける教育も、授かる価値観も、身につく社会性も、大きくとは言いませんが、異なって(変化して)いきます。
メールの送受信に数秒もかかるケータイ。着信に「着うた」が流れ、それが授業中なら先生からぶん殴られる。これが当たり前だった時代に授かった価値観や社会性が、今の10代20代に理解されないのは至極当然です。
新入社員からすれば、「なぁぜなぁぜ?」なんです(笑)
逆に、いつでも世界に高速で繋がるスマホを使い、LINEやTwitterやInstagramなどのSNSで、いつでもどこからでも世界の情報を収集・発信できる時代に得られる価値観や社会性は、いちオッサンの僕からすれば「それが普通なの?マジかよ」の連続です。
だから、世代が違えば互いに互いを理解できない、“理不尽”だと感じることがあるのは、あたりまえなんです。道理や社会通念、習慣や社会規範は時代によって異なるのですから。
しかしながら、価値観や社会性の更新は必要です。更新なので、これは年長者側の役目です。時代が後退することはありません。
世代間の理不尽は当然なものとして、それとは別に、“必要な理不尽”もあると僕は思っています。
数年間、弊塾をご利用している塾生・保護者様はご存じだと思いますが、
僕は元警察官で、ほんの少しの間だけ、警察学校にお世話になっていました。そこはもう「THE 理不尽」なんですね、驚くほどに(笑)でもそれが訓練で、それが教育なんです。数か月後、現場で目にするほとんどが、一般常識なんて一切通用しない、人間の行動や物言いと、その結果だからです。
理不尽を無くすべきものとして無くしていくか、仕方ないものとして受け入れるか、それとも、成長に必要な材料と捉えるか。それは今後どんな人たちと、どんな社会を生きていきたいのかを考えることにも同じだと僕は思っています。
最後まで目を通して頂き、ありがとうございました!
来週も宜しくお願い致します!