いつもお世話になっております。ウィンドミル菊池教室の榊です！今週も明るく元気に通塾してくれた塾生の皆さん、送迎など通塾をサポートしてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました！
前期選抜の合格について毎年思うことは…というお話
今週の月曜日は、公立高校入試・前期選抜(以下、前期)の結果発表の日でした。
まずは何より、前期で合格した塾生の皆さん、合格おめでとうございます！！
そしてこの合格発表の日、毎年考えることは「前期合格の決め手は何だったのか？」です。
前期の試験は、5教科の試験が課されません。各高校の独自検査として面接や作文(小論文)、プレゼンや実技試験などが課されます。合否は[独自検査＋調査書]の総合判定です。募集人数は高校にもよりますが、だいたい募集定員の半分です。
毎年、前期を控えた受験生には
「前期に受かるのは“一掴み”じゃなくて“一摘まみ”の受験生」
「前期に受かるのは“宝くじが当たる”くらいのもの」
などなど、前期での合格がどれだけ至難の業であるかを伝えます。
ちなみに、“宝くじ”を例えに出すのは確率の比喩であって、運の善し悪しの比喩ではありません。「試験」である以上そこは「数字勝負」。そこに「運」や「神頼み」の類が入る余地はありません。
前期当日の塾の時間には
「結果に期待はするな。つねに最悪な状況に備えるべきだ。」
と、試験当日に“不合格前提”の声掛けをしました。後期選抜を受験するかもしれない受験生たちには、ドキドキなんかに時間を割いてる暇は無いんです。そして万が一、不合格だったとき、その前提はショックを少しだけでも和らげられる“クッション”になります。
今年度の前期では、必由館高校(文理)に2名、翔陽高校に1名の塾生が合格してくれています。
翔陽はこの県北地区では前期・後期ともに人気のある公立高校です。前期での実質倍率は2.25。170人前後が不合格となります。必由館(文理)の実質倍率は3.06。菊池市からの受験は「学区外」の適用を受けるので、募集定員の10％以内となる24名以内に、受験者370人程度の中から選ばれなければなりません。
これだけ見ても「受かってるだろ！」と思う方が難しいです。
だから、合格については今年も「合格の決め手は何だったのか？」と考えてしまいます。
…で、正直、わかりません(笑)
しかし、わからないということは、「私の知らないこと」が合格の決め手なのだろうと、毎年変わらず思っています。
私の知らないこと、それは塾生たちの「学校生活」です。テストの点は知っていても、授業中の様子、委員会や部活動などでの活躍、それらについては殆ど知りません。
前期当日の検査中だけでなく、3年間どんな中学生だったのか。主体性や協働性は見られたか、期限を守ることはできていたかなど。見られるところ(＝評価されるところ)は、5教科の試験範囲なんかよりも遥かに広範囲です。
改めてですが、先日の私立高校入試と、前期に合格した塾生の皆さん、本当に合格おめでとうございました！
私立入試の合格は文字通り、努力の賜物です！そして5教科の試験がない前期の合格は、高校側に「ぜひウチに来て欲しい！」と思わせることができた受験生の完全勝利です！
両者とも胸を張り、自信と誇りをもって、4月からその高校名を背負ってください！！
残すところは後期選抜のみとなりました。試験を控える受験生は、最後の最後まで手を休めてはいけません！
最後まで目を通して頂き、ありがとうございました！
来週も宜しくお願い致します！