いつもお世話になっております。ウィンドミルの榊です!
今週も明るく元気に通塾してくれた塾生の皆さん、送迎など通塾をサポートしてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました!
「ちょっとだけ頑張る」を繰り返せることが大事
突然ですが、弊塾の学習スタンスは「量が質」です。
量をこなすこと無くしては質の高い勉強はもちろん、効率の良い勉強方法は生まれず、身に付かず、思考の成長も無いと僕は考えています。
なので、弊塾は“オトナの力技”とも表現している“解き方をひたすら教える時間”を必要最小限に抑え、自分の力で成績を上げられるようになるためのサポートに尽力しております。
このような具合で、「量をこなせば良い結果を得られる確率が高まるよー!」という文脈を塾生たちには伝えているのですが、多くの小中学生・高校生はこれに対して否定的なのだろうと思っています。
その理由の1つが成績の上がり方が指数関数であることです。こなした量の分だけ成績が右肩上がりになる比例直線ではなく、どんなに量をこなしてもしばらくは成績に変動の無い横一直線が続き、あるポイントで急に跳ね上がる曲線を描くのです。
なので、どんなに勉強をしても成績が上がらないことを多くの小中学生・高校生が経験しています。そこで「やっても意味ないじゃん」と思われないようにするのも僕の仕事の1つです。
このような、成果も出ず、達成感も殆ど感じない横一直線の中でもひたすら勉強量を増やし続け、それを継続させる期間が結果の大きさに繋がります。「量が質」は中学受験、高校受験そして大学受験の勉強においては普遍の事実です。
では、「よし!じゃあ今日から量をこなしていくぞ!」と意気込む小中学生や高校生がいたとしたら、どのようなアドバイスを真っ先に伝えるべきか?
それは「1度に多くをしないこと!」です。量をこなすことの最重要課題は「量をこなし続けること」です。即ち、量をこなすことを習慣化させることです。習慣化のためには、1度もしくは1日だけたくさん頑張って「昨日はたくさん勉強したから今日はお休み~♪」という状況をつくらせてはいけません。
なので、まずは「“ちょっとだけ頑張る”を毎日繰り返す」ことから始めれば良いと思っています。
この「“ちょっとだけ頑張る”を毎日繰り返す」はマラソン選手でオリンピック金メダリストの高橋尚子選手の言葉です。
例えば、自学ノートを1ページだけ頑張った次の日は、自学ノート1ページ+1ページの2行分だけ頑張って、そのまた次の日には自学ノート1ページ+1ページの2行分+1ページの2行分だけ頑張って…という具合に“ちょっとだけ頑張る”を毎日繰り返すことで、こなす量をどんどん増やしていくのです。まさにアスリートが日々の筋トレでやっていそうな流れですね。
シンガーソングライターで俳優の福山雅治さんは中学時代、長時間集中することがとても苦手で成績もかなり悪かったらしいです。それでも、県立長崎工業高校(熊本でいえば熊工の位置)に合格したかったため「10分勉強したら10分休憩するっていうのを、毎日、8時間以上やっていた」らしいです。
先述と捉え方は違いますが、これも「“ちょっとだけ頑張る”を毎日繰り返す」ことで量をこなして得られた結果だと僕は思います。
“ちょっと”の内容が英単語1個だろうと計算問題1問だろうと勉強時間10分だろうと、何も可笑しいことはありません。大事なのは、どれだけ継続してやってきたかです!
最後まで目を通して頂き、ありがとうございました。
来週も宜しくお願い致します!