【最近の数学が、なんか変です(笑)】公式LINE配信メッセージ[2022.08.27]

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そして、夏季講習2022おつかれさまでした!!

最近の数学が、なんか変です(笑)

さて、先日実施された中3生を対象にした県模試。その素点だけ、僕の方にメールで送られてきました。

※県模試:熊本ゼミナールを中心に開催する(主催は熊日新聞)、熊本県内で有名な学力模試の1つ. 年間総受験者数は1万3千人を超えるので、志望校判定のデータは県内の進学塾から篤く信頼されている.

素点を見た率直な感想は「年々、点を取り難くなってる気がする…」です。

2020年8月の模試の合計点の平均は119点、翌年8月の模試の合計点の平均は127点、そして今回の合計点の平均は114点です。
波があるようにも見えますが、明らかに平均点は下降中です。そして、1科目50点満点の試験において、1点の差はかなり大きいものです。

ただ、平均点の下降だけを見て「受験生全体が点を取り難い状況」なのか「点を取れる受験生は今まで通り点を取れる反面、点を取れない受験生が増加している状況」なのか、判断はできません。そして問題の内容を見る限り、中学生にとって難易度が高い試験だったとは言い切れません。なので、「…気がする」なんです。

※もしも上記2つの状況のうちで後者の場合、中間層と下位層の境界が無くなり、「できる子・できない子」という、文字通りの二極化が進んでいる状況とも考えられます。それは、戦後以降「教育に不平等があってはならない」という流れからか、それとも既存のジャンルの中での経済成長のためか、“平均”を重んじてきた公教育の在り方が良くも悪くも破壊されはじめていると言えます。創造は破壊からしか生まれません。しかしながら、それ故に、公教育の御上が目指しているモノと現場のカリキュラムとにネジレが生じているのは明明白白な課題と言えます。

「点が取り難くなっている気がする」なかで、特に数学は群を抜いています。全体の平均点も18点で、5科目の中では最低点です。もちろん、難易度が高いわけではありません。

しかしながら、シンプルに、文字数が多い…。

文字数が多いということは情報量が多いということです。

情報量が多い?ラッキーじゃん!

って違うんです!!!

混在するたくさんの情報の中から、必要な情報だけを汲み取って、関数や図形に用いたり式に落とし込んだりしないといけないので、無駄に時間が割かれます。

ちなみに最近の大学入試の数学も文字数がかなり多いです。なので、数学の問題に辿り着くまでに時間がかかります。もはや「数学とは?」です(笑)
有名予備校の講師曰く「数学の試験なのに、何の能力を測定されているのか分からない」だそうです(笑)

数学の試験を受ける気満々で、いざ問題を開いてみると文字だらけ。数学へのモチベーションはダダ下がりです。そんな中で受験生たちは本当によく頑張ってくれています!

本番の高校入試、特に公立高校の後期選抜、真和・学園大付属の試験、そして高専の試験では「読まないと進めない数学の問題」が、たくさん待ち構えているかもしれません。
早目早目で知識の定着を完了させて、多種多様な数学の問題により多くチャレンジしておく必要が、特に今後はあるようです。

最後まで目を通して頂き、ありがとうございました!
来週も宜しくお願い致します!

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