いつもお世話になっております。ウィンドミルの榊です。今週も明るく元気に通塾してくれた塾生の皆さん、送迎など通塾をサポートしてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました!
少女漫画『こどものおもちゃ』は、道徳の教材になりうる?
夏季講習が終わると、好き勝って行動できる時間が一気に増えるのが、わたくし榊です(笑)
正確には「増えたように感じる」だけで夏季講習が始まるまでの時間配分に戻っただけなのですが、その時間配分の振り幅があまりにも大きいので、自由時間が増えたように感じてしまいます(笑)
そんな今は、教育関係者向けの高校入試説明会に足を運んだり、昨年度の公立高校の入試の情報をまとめたりしています。
まとめた公立高校の入試の情報は、手作り感MAXの冊子にして塾生と保護者の皆様に配布致します。お楽しみに!(笑)
そして昨日は国府高校の説明会に参加させて頂きました。毎年思うのですが、なぜに塾関係者は高身長が多いのでしょう?とてもとても羨ましい限りです(笑)来週以降10月半ばまでの期間に真和高校や慶誠高校、ルーテル学院、鹿本高校などの説明会にも参加する予定です。
こんな具合で自由に動き回っているなかで、しっかりと(?)漫画も読んでいます。
現在、特に没頭して読んでいるのは90年代に人気を博した少女漫画『こどものおもちゃ』です。
え!?少女漫画!?と思われるかもしれませんが、僕はかなりの雑食生物なんです(笑)『BLEACH』などの少年漫画だったり『さよならミニスカート』などの少女漫画だったり、機会があれば隔たり無く読んじゃいます。音楽でも、ゴリゴリの洋楽ヒップホップを聴いた後に、乃木坂46やなにわ男子の曲を聴くという雑食ぶりです(笑)
そんな雑食生物の僕が読んでいる『こどものおもちゃ』は、もちろん少女漫画らしく10代の恋愛が核なのですが、核の脇を固める題材が、いじめ・学級崩壊・虐待やネグレクト・ゴシップ・非行や殺人未遂・心の病など少々シリアスなため、10代の子どもたちがみせる「苛立ち方」や「不安の隠し方」がなかなかリアルに描かれています。そのため、職業柄、勉強にもなります。
特に、家庭環境に問題ありの「羽山秋人(中1男子)」がみせる苛立ちや葛藤、気持ちの変化と成長は、おそらく世の10代男子の「あるある」かもしれません。彼が犯してきた過ちや、多くの人たちに癒えることのない心の傷を負わせてきたこととどう向き合い、どう受け入れるのか。もはや道徳の域です。
また、作中には頭の上でシマリスを飼っている、ちょっと変わったお母さんが登場するのですが、その方の「教育者としての発言」はいくつも心に刺さります。
「逆境こそ楽しみなさい」
「いい人は、いい人のまわりに集まる…(省略)…まわりにいい人が集まったっていう、あなた自身をもっと信じなさい」
大人が聞いても元気の出る言葉です。
何かを学ぶための媒体は、何でもいいと僕は考えています。
YouTubeの動画でもテレビ番組でも映画でも、そして漫画でもいいと考えています。
大事なのは、本人に分かりやすく伝わる媒体かどうかです。
「分かりやすさ」とは、媒体の持つ差ではありません。個人の持つ思考と経験の違いからくるものです。なので、学びには個人に合った媒体がまずは必要なんです。
みんなタブレットで良いわけがないんです(笑)
漫画で道徳を学べる人もいる。こういうのが「教育の多様性」ってものなのでしょうか。
最後まで目を通して頂き、ありがとうございました!
来週も宜しくお願い致します!