いつもお世話になっております。ウィンドミル菊池教室の榊です。今週も元気に通塾してくれた塾生・体験生の皆さん、送迎など通塾をサポートしてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました!
新喜劇なみに熊本県内の塾はズッコケたんじゃないかと思った、というお話
いや、流石にですね、愚痴りたくなりますよ(笑)
変更だ!新制度だ!わっしょい!
と、なんじゃかんじゃ言われていた「令和9年度 熊本県立高校入試」ですが、変更はしないそうです(笑)
https://news.yahoo.co.jp/articles/effa6f3eac4ccd6edcc868ff66289423f1305fb9
https://www.pref.kumamoto.jp/site/kyouiku/247177.html
4月ぐらいでしょうか、新しい入試における各県立高校の選抜方法等が予告されたのは。
https://www.pref.kumamoto.jp/uploaded/life/231220_655737_misc.pdf
100数十ページもあったので、とりあえず、普通科しかないがゆえに、いちばんシンプルに治まっていた済々黌と熊本高校のページだけ目を通して、残りは夏以降に目を通そうと思っていました。
そして、先日の月曜日にようやく全ページに目を通して
「うむ!何の心配も要らないぞ!」
と思ったので、弊塾のインスタのストーリーズに「心配ご無用」の内容を“カッコよく”アップ致しました。
しかし、その数十分後に
「速報!変更しないぞ!」
というニュースです!
マンガなみ、新喜劇なみ、『新婚さんいらっしゃい』の司会者なみの“ズコーッ”です!
ホント神がかったタイミングに、僕は笑うしかなかったのですが(笑)、「はぁ?(怒)」と思った方々は少なくなかったと思います。
そして逆に、「良かった」と思った来年度以降の受験生もいたのではないでしょうか。
現制度を継続するということは、例年通り、前期選抜は2月はじめの実施で、基本「学力試験は無し」ということです。
正直なところ「前期選抜にも5教科の学力試験を課す」ぐらいの変更はあっても(残しても)良かったろうにと考えています。
というのも、前期選抜については「一発逆転勝利!」というのが無いんです。
前期選抜も後期選抜もその合否は[3年間の評定の合計点+選抜試験の得点]の総合評価で決めます。
後期選抜での配点は[評定180点満点+5教科試験250点満点]です。また、5教科の各評定は行われた5教科試験の得点に応じて補正をしてくれます。なので、後期選抜においては、3年間の評定が微妙でも、5教科試験で受検校内での高得点を叩き出せば、合格の可能性を一気に高めることが出来ます。
対して前期選抜は、高校によって少し異なりますが、殆どは[評定7割+選抜試験3割]くらいの配点で合否を決めます。選抜試験の内容は面接や作文で、これらで点差が大きくつくことは無いでしょう。受検生は皆、同じくらいの準備で同じくらいの仕上がりになるからです。点差をつけるとすれば3年間の評定です。なので、3年次の後期中間試験が終わった時点、若しくはそれ以前から、前期選抜の合否は確定していたと言っても言い過ぎではないと僕は思っています。
「一発逆転」の機会を設けているからこそ、公平公正を謳えるのではないかと、福沢諭吉先生の『学問のすゝめ』を読んで以来、思う吾輩なのである(笑)
最後まで目を通して頂き、ありがとうございました。来週も宜しくお願い致します!