いつもお世話になっております。ウィンドミル菊池教室の榊です。今週も元気に通塾してくれた塾生の皆さん、送迎など通塾をサポートしてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました!
【「なんとなくの解答」の勝率を上げることが最優先というお話】
「勉強をしていない生徒は、テストで勘すらハズす」
これは持論だと思いながらも、おそらく試験の採点をする学校の先生や塾の講師においては共通認識だと(勝手に)思っています。
試験の採点をしていて
「ああ、これは勘で答えているな」
というのは容易に分かるものです。
そのなかで、正確に計算したわけではありませんが、勉強をしている生徒は「勘でも当たる」傾向があり、勉強をしていない生徒は「勘もハズす」傾向があります。
そもそも「勘」とは、調べると、シックスセンスのようなものであり、つまりは根拠も無い、いい加減な推測のことを言うそうです。
であるなら、勉強をしている生徒が勘でも正解する傾向があるのは、彼らが何らかの能力者だからでしょうか?
もちろん、違うはずです(笑)
彼らは手持ちの知識とこれまでの演習によって得た経験を使って、「正解と思えるもの」に辿り着いているのです。
先日、英語で得点できる中学生に、唐突に次のような問題を投げました。
問)次の動詞の~ingのうち、文法的に違う使い方をしているのはどれか?
・I enjoyed playing tennis.
・He was watching TV.
・Teaching English is difficult.
・My job is teaching math.
塾生は正解を選んでくれましたが、なぜ選んだかを聞くと「なんとなく」と返されました。
得点できる力量を持ちながら「なんとなく」という返しは非常に良くないので、「根拠のある解答をするように。」と小うるさいオッサンとして注意を先に飛ばしました(笑)
そのあと、質問の仕方を変えてじっくり聞けば、文法的な違いはある程度分かっていたようです。
見たこと聞いたことがあるものや知っていることが、「なんとなく」の解答の「勝率」を上げるのです。
これまた先日、高校英語の教材を読んでいた時のこと。
“The book lay open on the desk.”の和訳の解説が次のように書かれていました。
「lieが動詞である以上このopenは形容詞でSVCと判断できるので「本は開いていた」と予想できます。~(省略)~もしlieの意味を知らなくてもある程度の意味が予想できるわけです。」
僕が気になったのは「予想できる」という文末です。高校英語や化学、数学の参考書では、問題の解説の中で「予想できる」という言葉をよく見かける気がします。個人的にこれは残酷だなと思っています。予想できるのは、それについての知識があることとその知識が使えることが前提だからです。前提が未だ無い学生は解説を読んでも「そんなこと“普通は”予想できない」と思ってしまい、勉強することに壁を作ってしまうかもしれません。
この「予想」については、勉強をしている生徒の「なんとなくの解答」の勝率が高いことと、その反対のことと非常によく似ています。
中・高生は、最終的には的確で確実な解答を求められる局面に立たされます。でも、まずはじめは「なんとなく」の勝率を上げていくことが最優先です。それはのちに、理解の深化と勉強の効率化を促す素になるからです。
最後まで目を通して頂き、ありがとうございました。
来週も宜しくお願い致します!