5教科の筆記試験がない試験での合格を見下す、貧しい考え
大学入試の合格において、5教科の筆記試験を実施しない推薦入試やAO入試での合格を「楽に合格して…」などと見下す人は、今の時代にもいるのでしょうか?
少なくとも私が大学生をしていた10数年前にはワンサカいました(笑)
確かに、推薦やAO で合格した受験生たちに課せられた試験は、センター試験と個別試験を受ける受験生たちに比べると、その量は少なく、受験勉強期間も早く終えられます。しかし、それがイコール見下す理由になるのでしょうか。
寧ろ、推薦やAOで合格を勝ち取った彼らは、これまでに培ってきた「成績以外の側面」も評価された、とても貴重な存在なのではないかと私は考えています。
勉強が、人間としての生き方をより豊かにすることは真実です。
しかし、勉強を通じて試験で高い点数を取れた人間が「すぐれた人間である」という考えは、とても貧しい考え方だと思っています。
今の受験生たちは、点数争いが主となる受験を通じて、このことに気付いてほしいと思います。
それでは、来週も宜しくお願い致します!