【繰り返し見ている子どもを怒ってはいけない】公式LINE配信メッセージ[2021.06.12]

いつもお世話になっております。ウィンドミルの榊です!今週も明るく元気に通塾してくれた塾生の皆さん、送迎など通塾をサポートしてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました!

《夏季講習2021のご案内・お申込み用紙を配布します》
14日(月)から、7月分月謝ご請求書とともに夏季講習のご案内・お申込み用紙を配布致します。必要事項をご記入の上、お申込用紙のみをご提出ください。
※夏季講習の、教材費を含む合計料金は8月分月謝として後日ご請求致します。
お申し込み締め切りは7月9日(金)となっておりますので、宜しくお願い致します。

「比較」と「気付く」は好きなことで身に付く。あとは転用が難しい。

「この映画は何度見ても面白い」という感想に対して「1度見たものをもう1回、しかも何度も見るのか?おかしな奴め」と返す人がいるように、
「同じものを繰り返し見ても面白くない」と返してしまう人が一定数います。

この「同じものを見ても・読んでも・聞いても面白くない」という返しは、特に子どもにしてはいけない返しの1つだと、私は考えています。

理由は2つ。1つは、個人の行動を否定する返しだからです。どんな行動であれ、それが犯罪など明らかに人に迷惑をかける行動でない限り、個人の行動は否定すべきではありません。

※と言うと、「同じものを見ても・読んでも・聞いても面白くない」という返しを否定する今の私にも当てはまってしまいますが(笑)

そして、もう1つの理由は、「気付く」「比較する」という大切な能力を身につけるための機会を、その否定によって奪ってしまう恐れがあるからです。

子どもが、録画したテレビアニメを繰り返し見たり、同じ漫画の同じ巻を繰り返し読んだり、同じ恐竜図鑑の同じページを毎日見たりするのは、単にそれが好きだからです。

※好きなものに多くの時間を使いたくなるのは、人として当たり前です(笑)

しかし、今日見たアニメが1週間前に見たものと同じものだとして、1週間前と全く同じ感想をおぼえるものでしょうか。
1週間前に読んだ漫画を今日読んだとして、1週間前と同じようにコマ割りを見て台詞を読み進めるでしょうか。
昨日見た恐竜図鑑は、今日見ても同じ恐竜図鑑ですが、昨日と同じところを同じように見るものでしょうか。

「ああ、やっぱりそうなんだ」
「なるほど、そういうことだったのか」
「ここか!!」
など。子どもたちは同じことを繰り返すその都度で、今回と前回の比較を行ったり、細かな気付きを得たりしています。
さらには「どうしてこうなるのか?」「どうしてこう思うのか?」「なぜ?なんで?」など、自ら課題を見つけ、より深い気付きを得ようとすることもあります。

※もちろん大人も同じです。

同じものに繰り返し触れることで以前との「比較」ができ、「気付き」と「課題」を得られる。そしてさらに深い「気付き」へ向かう。
それは勉強でも同じことです。繰り返すこと・繰り返せることは、勉強の中での「気付き」を得るために必要な学習習慣の1つです。

今も昔も、一定数の人たちは「同じ問題を解いても意味がない」と言い、一定数の人たちは「1冊の参考書を徹底的にマスターすべきだ」と言います。
学校が繰り返し勧める定期テスト対策や入試対策の方法から見ても、どちらに勝者が多いかは一目瞭然ですね!

あとは、転用と実践だけで良いことに「気付く」ことです!

最後まで目を通して頂き、ありがとうございました!
来週も宜しくお願い致します!!

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