中3受験生に塾長が相談をしたというお話
先日、小学生・中1・2の12月の学力模試の採点中、天を仰ぎました(笑)
全体を見ても個々を見ても、なかなかの結果だったからです。
学力模試の採点で、僕は得点を一切気にしません。全学年、簡単な内容ではないからです。
※中3生などの受験生は別で、得点重視です。
なので、採点時に見ているのは、基本的な知識が問われる問題の正答具合です。
例えば、数学・算数で言えば計算だけの問題・一行文の問題、英語で言えば穴埋めまたは並べ替えの文法問題、国語で言えば漢字や言葉の知識の問題です。言わずもがな勉強量が物言う問題です。
今回は、それらの基本問題が、先々が心配になる結果だったのです。
目の前の現実は、すべて自分の行動の結果である。
僕はそう考えて生きています。なので、塾生たちのこの模試の結果は、すべて僕の行動の結果だということです。観察力、把握力、予測力などすべてにおいて甘かったです。塾生たちには非常に申し訳ないと思いました。早急に基礎内容の復習と、勉強量を増やすための良案を考えていかなければなりません。
採点時は、天を仰ぎながらそう考えながらも、かなり久しぶりに脳内がオーバーヒートしたため、完全な思考停止状態でした(笑)
文字通りのポカーン状態だったので、良案を求め、目の前で受験勉強を頑張る中3生の2人に相談してみることにしました。
「どうすれば、勉強するようになると思う?」
それを考えるのが手前の仕事だろと心の中で突っ込みを入れながらの相談です。
相談した瞬間、中3Mくんの表情は、なかなかのしかめっ面。この顔は知ってるぞ。考える顔ではなく、「それは無理ゲーだろ」と言うときに見せる顔です(笑)
ということで、M君のお隣、Kさんに聞くと、
「ご褒美をあげる」
という解答。なので、
「じゃあ、何をもらえるなら、勉強頑張る?」
と返すと
「・・・・。(超沈黙)」
いや、無いんかい。M君に同じ質問をすると
「お金。(即答)」
うん、それは理にかなってるけどさ。(笑)
赤ちゃんは泣くことが仕事と言うように、小中学生は勉強が仕事。でも、流石にテストの得点に応じて塾から「金一封!」って問題ではなかろうか、いや大問題です。
再度、M君に「どうすれば…」を聞き直すと、
「焦らす」
という解答。なので
「中1、中2に勉強しないとヤバいって!行ける高校少なくなるよ!将来大変だよ!で、焦ると思う?」
と返せば、
「いや。(また無理ゲーの顔)」
もう、軽いコントです(笑)
良案は出ませんでしたが(笑)、おかげで僕の頭の中は少しクリアになりました。
以前、高校生に「相談は聞いてもらえるだけでスッキリするんですよ、女子たちは。」と話されたのを思い出しました。オッサンにも有効じゃないか。
貴重な3~4分を割いてくれた中3生には、心から感謝しています。本当にありがとう!
詰まるところ、勉強は量です。そして学力・成績は能力ではなく行動力です。
通塾してくれる塾生たちの、それらへの理解と、それらの増幅を最たる目的・目標として、今後も稼働していきます。
勉強は将来の選択肢を増やすための手段の1つで、勉強で人生は変わると本気で考えています!
最後まで目を通して頂き、ありがとうございました!
来週も宜しくお願い致します!