いつもお世話になっております。ウィンドミル菊池教室の榊です。今週も明るく元気に通塾してくれた塾生・体験生の皆さん、送迎など通塾をサポートしてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました!
失敗には再現性があるから、得られるものがあるというお話
先日テレビで知名度が高過ぎる予備校講師・林修先生が次のように仰っていました。
「勝った人は参考にならない。負けた人には共通点があるから、負けた人を参考にする」
弊塾の塾生なら、どこかで必ず似たようなことを聞いたことがあるはずです。※私の声に耳と心を傾けてくれていたならば(笑)
私も、恐れ多いですが、林先生と同じ考えを以って「成績の上げ方・テストの点の上げ方」の話をします。
「テストの点が低い人には共通点がある。だから、まずはその共通点を見つけて、それをしなければ良い」
言葉は酷く雑ですが、時には雑な方が分かりやすいこともあります。
難関大学に合格する学生がどんな勉強をしていたかを調べると、まあ素晴らしく個人差だらけで(笑)、バラバラです。
私が高校生のとき、京大やら九大やらを目指す同級生に「どんな勉強してんの?」と聞くと、学校の授業だけで家では殆ど勉強しない人もいれば、家でも学校でも死ぬほど勉強をしてる人もいました。単語をびっしり書きなぐって完璧に覚える人、書かずに発声のみで完璧に覚える人。部活の空き時間をも使って課題を終える人、もはや何時何処で課題をしてるのか見えてこないのに、何故かこなせてる人(笑)
本当にバラバラ過ぎて、何の参考にもならなかったんです(笑)
対してテストの点が低い人には、こちらが目を凝らさなくても、共通点だらけが見えてきました。高校生で言えば、例えば、予習の習慣が無い人。
「成功には再現性はないが、失敗には再現性がある」
私の考えの元ネタはこの言葉で、初めてこの言葉を聴いたとき「やっぱりそういうことか」と、当たり前のこと過ぎて、すごく納得させられました。
確かに、テレビで見かける「これで合格!東大生の勉強法!」なんてものには再現性が全くありません。それはその人の勉強法であって、東大を受験する受験生全員に当てはまるとは言えんだろ、と。
逆に「こういう勉強をすれば、東大に落ちるよ!」という勉強方法のほうがよっぽど有り難いです。自分の正解に辿り着けない、または辿り着くのが遅いのは、その道の不正解を知らないからです。
私たち進学塾や予備校が謳う「正しい勉強方法」というのも、「失敗の共通点の逆」を話しているだけです。
中高生たちはやりたいことが多過ぎて、面倒なこと(=努力すべきもの)には背を向けがちで、背を向けた先にある「例外的な存在」に気を取られがちです。
「Aくんは授業中寝てるのにテストの点が高い」とか「Bさんは宿題を出していないのに順位が高い」とか。※まあ蓋を開けてみれば、言うほど“高くはない”ことが常ですが。
では、授業中寝てる人の何人のうち何人がテストの点が高いのか?宿題未提出の人のうち何割が順位が高い人なのか?本当にテストの点を上げたいなら、自分は何をすべきでどう在るべきか、自ずと例外を除外して考えられるはずです。
ちなみに、私の知る限りで勉強の世界での「本当に例外的な存在」は、授業中は居眠りが常習&宿題も未提出の悪態に関わらず有名私立高校に歴代トップの成績で合格した金田一一だけで、フィクションだけです。
最後まで目を通して頂き、ありがとうございました!
来週も宜しくお願い致します!