絶賛フォロバ中!(笑)
いつもお世話になっております。ウィンドミルの榊です!今週も暑い中または雨の中、明るく元気に通塾してくれた塾生・講習生の皆さん、送迎など通塾をサポートしてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました!
ウィンドミルの夏の勉強のすゝめ《英語の学習は木の育成と同じ》
夏季講習中に話したかどうか…おそらく話していると思うのですが、英語の勉強とは「ルールを覚える勉強」です。
ここで言うルールとは、まさしく英文法のことです。勿論、英単語を覚えることも必要ですが、優先順位的にそれは2番手です。
新しい言語を「言語として学ぶ・習得する」ときに必要なカリキュラムは、「知識の木を育てるカリキュラム」です。
木の育ち方をイメージして欲しいのですが、木ははじめ、幹や太い枝から育っていきます。
はじめについている葉っぱは少数枚。そこから幹や太い枝がさらに太くなるにつれて細かく枝分かれしていき、細かい葉っぱの数がどんどん増え、どんどん広がり、大きな木へ成長していきます。
『となりのトトロ』の、傘で「ブワッ」と植物をどんどん成長させていくシーンを思い浮かべると、もっと分かりやすいです(笑)
木の幹や太い枝が「文法」で、細かくたくさん付いていく葉っぱが「単語」を表します。
新しい言語を学ぶときは、細かな単語を覚えるよりも、まずは少ない単語だけで基本的なルールである「文法」をどんどん覚えて、木の幹を育てることが最優先です。これは日本語でもフランス語でも同じです。木の幹を育てなければ葉っぱは付くことはできませんし、葉っぱ自体も成長してくれません。
だから、英語を本格的に「言語として学ぶ・習得する」はじめの時期である中学校の英語は、特に英文法の学習が中心なのです。
高校に上がると文法の学習もしますが、毎日のように英単語テスト・英熟語テストが行われ、長文読解のための知識補充が優先されます。(高校によって異なります)
※ちなみに、ここ数年で中高生の流行の発信源となったTikTokのアルゴリズムもほとんど同じ仕組みです。インストール後のユーザーがどんな動画を視聴して、どんな動画を視聴しないのか、ユーザーの趣味嗜好を「幹」として記憶して、その趣味嗜好に合った動画を「葉」として有らん限りくっ付けていきます。その「葉」は何万人というTikTokerなる誰某が投稿し続ける限り増え続けます。これによって、ユーザーには好きな動画だけがほぼ無限に流れてくるようになり、ユーザーの可処分時間(自由な時間)はひたすら奪われ続けるのです(笑)
英語の学習は、木を育てるように「ルールを覚えて知識を増やす学習」です。
そして、その学習の本質は「物事を覚えて知識を活かせるようになるためのトレーニング」です。
人間は良くも悪くも「忘れる生き物」です。そのため、覚えるには膨大な時間と労力が必要になります。
そのことを経験するためのトレーニングであり、個々人の“次のステージ”に備えるためのトレーニングだと僕は考えています。
どんなに個人差があっても「覚えられること・知識を増やせること」は、現代社会を生き抜くための力の1つになります。
また、誰もが、いつでもどこでも情報を手に入れられる時代だからこそ、その力は“武器”にもなります。
通塾してくれる皆さんには、そんな力をしっかり身につけた大人になってほしいと常々思っております。
最後まで目を通して頂き、ありがとうございました!
来週も宜しくお願い致します!