【自分の機嫌は、自分でとる。感情をどうコントロールするかを準備しておく[公式LINE2023.07.22]】
昨晩は、金曜ロードショーで『もののけ姫』が放送されていました!
劇場公開は1997年で、地上波ではもう何回放送されたか分かりません!(笑)
※昨晩で12回目らしいです(笑)
途中からでしたが、僕もじっくり鑑賞させてもらいました!
途中からでも、何回見ても、ガッツリ楽しめることこそ、名作である証なのかもしれません!
若しくはただ単に、僕がジブリひいきしているだけかもしれません(笑)
そんな昨晩の放送中、データ放送内で、宮崎駿監督のインタビューが掲載されていました。
その内容が、各々が自身に置き換えながら考えることができる内容だったので、ここでも紹介したいと思います。
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《【宮崎駿監督の想い】ベルリン国際映画祭の記者会見より》
『もののけ姫』の中の非常に大事な部分として、
コントロールできなくなってしまった憎悪をどうやったらコントロールできるかっていうテーマがあるんです。
そこで僕に課された課題は、サン(人間に捨てられ山犬に育てられた少女)の人間に対する憎しみを、アシタカ(腕に死の呪いを受け、故郷から離れ旅をする少年)の愛情で、和らげることができるだろうかということでした。
サンの人間に対する憎しみは消えない。でもアシタカのことだけは受け入れた。(中略)
タタラ場(木を切り森を拓き、鉄をつくる村)の人間たちは、優しいけれど、例えば、サンが(タタラ場に)入ってきた時には、ものすごく残酷になりますよね。取り囲んで殺そうとしたり、嘲笑ったり。(中略)
アシタカはそれを見ても、その人たちの全部を否定しない。そういうこともあるけれど、なおかつ、その人たちを受け入れようとする。そしてアシタカは(呪いで)コントロールできない腕の力を、何とかしてコントロールしようとする。その過程は、自分の内部で爆発する憎しみを何とかしてコントロールしようとする努力の過程なんです。
でも僕はそのことについて一切説明しなかった。説明すればするほど嘘臭くなるし、「どうしてアシタカに憎しみがコントロール出来て、僕には出来ないんだ」っていう、この映画を見た子どもたちの疑問には到底答えることはできないから。でも、だからこそ、この映画を作ったんです。
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アシタカの腕の「ドゥルドゥル!」っていう描写に、そんなことが秘められていたとは!
時々塾内で
「自分の機嫌は、自分でとれるようになるべき」
と僕はお話します。
それと今回の宮崎駿監督のインタビュー記事が少し似てるかなぁ、なんて思いまして(笑)
…おこがましさの極みです。
怒りや苛立ちを自身で鎮火できる方法を、犯罪や迷惑行為以外で準備しておくことは、社会で生きる上で非常に大切なことです。
根が短気な僕なんて、めちゃめちゃ準備してます!(笑)
いよいよ始まった夏休み。
嬉しいこともあれば、そうでないこともあるでしょう。そのときに、アシタカのように自分の感情をコントロールできる、自分だけの方法を見つけてほしいと思っています!
最後まで目を通して頂き、ありがとうございました!
来週も宜しくお願い致します!