【学年別、今後の授業で気を付けておきたい単元[公式LINE2023.09.16]】

【学年別、今後の授業で気を付けておきたい単元[公式LINE2023.09.16]】

さて。中学生は夏休み明けの前期期末テスト等の定期テストを終えたばかりですね。なので、今回は、来週以降本格的に進む学校の授業のなかで、最も注意しておきたい単元を、学年別でお話ししていきます!

《中学英語の分岐点!「3人称単数現在形」》

まずは、中1生が今後の授業の中で、最も注意しておくべき単元です。それが、英語の「3人称単数現在形」です(東京書籍『NEW HORIZON』Unit6(p59~)で中心となる英文法)。
3人称単数現在形は、文科省が認めるほど、英語への苦手意識を植え付けるきっかけになる英文法です。
そのため、中学英語への苦手意識を緩和させることが目的の1つでもある小学英語の教科書には、中学生でも使いこなせていないような様々な文法表現が登場するにも関わらず、3人称単数現在形を使った表現は、基本、登場させません。
僕も英語の指導にあたるなかで、すべての中学生の、英語への「好き・嫌い」または「できる・できない」が、3人称単数現在形の単元を境に、きれいに枝分かれすると見ています。
中1のうちは、まだ、動作主(主語)が誰かだけを見て、使い分けることができれば大丈夫です。しかし、中2以降は、現在・過去・未来のいつの話なのか(時制)を、最も注意しなければなりません。なので、中1のうちにマスターしておかなければ、中2以降の英語では、中1の内容であっても、より複雑に見えてしまい、分かり難くなります。中1生はこの3人称単数現在形を、じっくり時間をかけて、確実に、何としてでも、マスターしておかなければならないのです!

《中2から本格稼働する「関数」》

次に、中2生が最も注意するべきものです。それは数学の「1次関数」です。
高校入試のなかで、1次関数は、中1内容の「比例 y=ax」を含めて、日常生活に絡めた応用問題・文章問題として出題される傾向があります。つまり、何をすればいい問題なのか、ちょっと分かり難いんです。シンプルなグラフだけバーンッと出されて「さあ、一次関数の問題です」のような、何をすればいいかが明々白々な問題は、特に公立の入試では殆ど出題されません。なので、1次関数がどういうものなのか、土台になる知識や使い方をしっかり覚えて、使いこなせるようになっておかないといけません。
毎年よく見かけますが、関数なのに「グラフ」を使って考えようとしない中学生が非常に多いです。中3で登場する原点に接する2次関数や、高校で登場する2次関数・3次関数は、グラフが使えないと太刀打ちできません。そのスタートラインが、中2の1次関数であることは、しっかり知っておいて欲しいところです!

《中3生は・・・ぜんぶです(笑)》

最後に、中3生が今後注意すべき内容・単元ですが、言うまでもなく、全てです!
中3生には耳タコで言っておりますが、中3内容は、中1・2内容に比べて、比較的復習できる期間と量が少ないです。なので、中3生にとって、定期テスト対策もテスト後の解き直しも、これまで以上に徹底的かつ丁寧に行わないといけない「受験勉強」です!
これも言うまでもありませんが、中3生はもう、1分も無駄にはできません。

塾生の皆さん、今後も止まることなく頑張り続けましょう!

最後まで目を通して頂き、ありがとうございました!
来週も宜しくお願い致します!

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