家庭学習の様子を観察するときに見るべき点[公式LINE2024.02.10]

家庭学習の様子を観察するときに見るべき点

菊池市の公立中では、来週から期末テスト期間に突入します。
それに向けて、中学生たちは、さぞ死に物狂いのテスト勉強に励んでいることでしょう!
(・・・そう信じたいところです。)
なので、定期テストが近くなれば、保護者の皆様はお家でお子様が勉強する様子を、いつもよりも多めに見られることでしょう!
(・・・そう信じたいところです。)

今回はそんなお家での勉強を観察するときに、
「ちゃんと勉強してるかどうか、できてるかどうか」
を観察・判断するための、着目点についてお話します。

先に結論からお話しすると、
着目点は「調べているかどうか」です。

英単語帳や教科書、資料集、解説冊子など、そういった調べるためのアイテムが、机の上に出ているか、手を伸ばせているかどうかです。

「分からないモノは調べる」
これは子どものうちによく聞かされる、至極当然なことです。

しかし、この当然なことができる小・中学生は、多くはいません。

そして、この「調べる習慣」がない生徒ほど、テストの得点は低い傾向にあり、さらに得点・成績を上げにくい傾向にあります。

おそらく、保護者の皆様なら、「そりゃそうだ」と思って頂けるでしょう。

この「調べる習慣」がない小・中学生の方が多いということが、テストの高得点者が少ない理由であると僕は考えています。

そもそも、「調べる」という行動は、当たり前の行動であると「思われている」だけです。
人の行動の在り方で考えるに、「調べる」という行動は、避けるほうが当たり前なのです。

人は生活のなかで、いかなる行動を起こすときも、消費するエネルギーを最小限にしようとします。

以前、「住宅の階段」についての研究資料を読んでいると、「人が階段で躓く理由」について調査・研究がされていました。ザックリな結論を言うと、階段の長さや高さは関係なく、もちろんそれによる肉体疲労も関係なく、階段を上る時に階段の面のスレスレまでしか足を上げようとしないことが原因なんだそうです。つまり、階段を上る際に使うエネルギーを、最小限にしようとすることが躓く原因だということです。もう少し使うエネルギーを増やして、足を高く上げれば躓くことはない。そういうことです。

学校の勉強も、テスト勉強も、同じです。
消費するエネルギーを自分から増やさないと、躓くし、上にはあがれません。

宿題を終わらして提出する、テスト範囲の課題をこなして提出する、その目的の中では、余分な教材を使って「調べる」というのは、無駄にエネルギーを消費しているのかもしれません。調べる行動そのものは、提出すべきモノでもなければ、評価の対象でもないからです。

しかし、知識なくして知恵はなし。
知識が無いままでは、いつまでも問題を解くことはできません。そして知識は、頭の中に湧いて出るものではありません。調べることで、次々と新しく植えつけるものです。

ちなみに、弊塾の高校生たちは勉強中めちゃめちゃ調べてます!というか、調べること無しには一切前に進めない領域なのでしょう。
小中学生の皆さんも、いずれコチラ側に来るのであれば、今のうちから、調べることにもエネルギーを消費する習慣をつけておいてほしいです!

最後まで目を通して頂き、ありがとうございました!
来週も宜しくお願い致します!

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