夏なので、お盆なので、勉強しないことに対する怖いお話[公式LINE2024.08.10]

夏なので、お盆なので、勉強しないことに対する怖いお話

全5週間あった夏季講習も、折り返し地点をとうに過ぎて、残すところ2週間です。うち3日間はお盆休みをいただきます。なので、夏季講習の日程は残り10日未満です!
塾生・講習生の皆さんは、塾以外でもちゃんと勉強はできていたでしょうか…。

以前、どこかの中学校のテスト範囲のプリントに「ローマは1日にしてならず」と書かれていました。テスト勉強する上でも、志望校合格を目指す上でも、ごもっともなことわざだと思いました。もちろん、夏季講習を受講する上でも。
ことわざや慣用句などの慣用表現は伝えたい内容を凝縮して言い換えた、とてもクールな表現です。しかし、意味を知っていないと相手には一切伝わらないという欠点もあります。

「ローマは一日にして成らず」とは、かつてのローマ帝国が長い歳月をかけてやっとこさ創られた大帝国であったことから大成功をおさめるには時間が必要であること・努力が必要であること、すなわち長期にわたる不断の努力が必要であることの例えです。

慣用表現の言葉の意味を知っていれば、細く長い針が刺さるように伝わります。しかし意味を知らなければ、その言葉は意味不明な記号の羅列です。

このお盆休み前、私も「不断の努力が大事であること」「勉強の習慣化が大事であること」をお伝えしたいので、今回は慣用表現は使わずに具体的にお伝えします。

1日勉強しただけでは成績は上がりません。

でも、1日勉強しなければ幾人にも追い抜かれます。
毎日欠かさず勉強している人が1人や 2人なわけないからです。自分が前日にその手で書いた単語と解き方を完全に忘れた一方で、連日の積み重ねでその単語と解き方を確実に覚える人が幾人も現れるからです。

勉強しなかった昨日の分、その1日分を取り戻すことなんて不可能です。1日に使える時間は決まっているし、無意識下で1日のルーティンは各々でもう決まっているからです。

勉強しなかった日にやっと覚えられたかもしれない単語や解き方は覚えられず、覚えられるのは更に数日後か数週間後になるでしょう。脳内で記憶と記録の「リセット」が起きるからです。人間は忘れる生き物です。

「昨日勉強しなかったから、一昨日から何も“変わっていない”」というような、「現状維持」なんて勉強の世界にはありません。現状維持とは単なる主観に過ぎません。現状維持を唱えている間にもどんどん先に進み続ける人たちがいます。なので、現状維持とは、ただただ「後退」しているだけなのです。

これらが「成績が下がる」仕組みです。

さて、たった1日でも勉強しないことに対して恐怖しましたか?(笑)
しかし、これは逆に、自分の行動次第で、確実にもっと上の方へ行けるということでもあります。
「現状維持」の錯覚から脱せないのは1人や2人ではなく、幾人もいるからです。

中学生・高校生・受験生は1日勉強しないことに“恐怖”を感じたことがあるでしょうか?特に受験生・高校生はさっさとその恐怖に目覚めてほしいと思っています(笑)「恐怖から」ではないのが可笑しな日本語ではありますが。

最後まで目を通して頂き、ありがとうございました!
お盆休み中、熱中症にはくれぐれもお気を付けください。
それでは休み明けも宜しくお願い致します!

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