英語学習の鬼門「3人称単数現在形」に要注意!というお話
今週・来週と、菊池市の中学校では後期中間テストの期間となりましたが、
Attention please!この時期からです!この時期から中1生の英語の成績・学力・理解度が完全に2つに枝分かれします。その原因の1つとなっているのが「3人称単数現在形」という英文法です。
♪3人称単数現在形について保護者様・塾生向け復習講座♪
英語の文は大きく次の2つに分けることができます。
1.be動詞を使う文
2.一般動詞を使う文
be動詞を使う文は、主語の様子・存在(背が高い、出身や職業など)を話す文です。一般動詞を使う文は、主語の動作(食べる、走るなど)を話す文です。このbe動詞を使う文なのか一般動詞を使う文なのかによって、否定文・疑問文の作り方が異なります。なので、英文法の勉強はこの2つの動詞の使い分けが入り口であり、半端理解厳禁の最重要事項です。もしも現中1~高校生で上記の内容を読み聴きしても「…?」となるようであれば、英語は中1内容「I am~./You are~.」からの復習が必須です。
さて、一般動詞を使う現在形の文では、否定文・疑問文に“変形”させるときにdoというサポーター(助動詞)が必要になります。
[現在形で主語が1~2人称で単数、または1~3人称で複数]
●普通の文:I like apples.
●否定文:I do not (don’t) like apples.
➡do + notを一般動詞の直前に置く。
●疑問文:Do you like apples?
➡doを主語の前において~?で終わらす。
ただし主語が3人称で単数の場合には次のような変化が起きます。
[現在形で主語が3人称で単数]
●普通の文:He likes apples.
●否定文:He does not (doesn’t) like apples.
●疑問文:Does he like apples?
普通の文では一般動詞に~s,~esが付き、否定文・疑問文ではサポーター(助動詞)doをdoesに代えます。ここで、助動詞と呼ばれるサポーターdoやdoesを使うときは、基本的に動詞は原形でなければならないことを新しく覚えましょう。
♪♪
この3人称単数現在形は文科省が間接的に認めるほどの英語学習の「鬼門」です。その理由は、この文法で初めて「英語の中だけで起きる英語の変化」を扱うからでしょう。それまでの文法では日本語の変化に合わせて英語を変化させるだけでした。だからその流れでいけば「He don’t like apples./Do he like apples?」となるべきところ、急にdoesを使うんです。これ、習いたての中1からすればシンプルにパニックです。
しかしながら、ピンチはチャンス!鬼門だからこそしっかり復習して理解すれば、今後の英文法の変化に対してかなり強い抗体がつくられます。とどのつまり、この時期の中1生には、英語学習における最高過ぎるチャンスが到来中なのです!be動詞・一般動詞の「そもそも論」を踏まえたうえで、しっかり復習して、数か月後の「過去の文」、来年の「未来の文」、再来年の「現在完了の文」に備えておきたいところです!
最後まで目を通して頂き、ありがとうございました!来週も宜しくお願い致します!