いつもお世話になっております。ウィンドミル菊池教室の榊です。今週も明るく元気に通塾してくれた塾生・体験生の皆さん、送迎など通塾をサポートしてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました!
令和7年度県立高校入試の結果を見るに、シンプルに中学生がレベルアップし続けているというお話
先日、3月に実施された令和7年度の県立高校入試(後期選抜)の受検生全体の平均点が、県教育委員会のページにアップされていました。各教科の平均点は次の通りです。
※数学・英語は標準レベルのA問題と、標準+応用レベルのB問題の2種類があり、各高校によって選択されています。(例:県内四高や北高、熊商や熊工など→B問題 翔陽や菊池農業、鹿本商工など→A問題)
ただし、この選択問題の制度は来春の入試から廃止され、全ての県立高校で共通の問題となります。
《R7年度 受検生の教科別平均点》
[国語]29.0
[社会]26.3
[数学]23.3
※[A問題]15.6
※[B問題]26.0
[理科]24.7
[英語]27.1
※[A問題]18.8
※[B問題]30.0
[合計]130.5
ここでやはり気になってくるのは令和6年度の結果です。
《R6年度 受検生の教科別平均点》
[国語]27.2
[社会]28.6
[数学]23.5
※[A問題]16.3
※[B問題]25.6
[理科]18.3
[英語]24.6
※[A問題]17.9
※[B問題]26.5
[合計]122.1
R6年度と比べてR7年度はほとんどの得点が上がっています。
試験の難易度が下がったのか、否、そんなことはありません。
まずは私の勝手な肌感ですが、R7年度国数英については特に難しくなっていたという印象はありません。理科はどんな先生が見ても分かるぐらい難易度が下がりました。というか、それまでが異常に難しかった印象です。社会は「げ!難しくなってる(恐)!」と思えました。
某大手学習塾の分析でも、
[国語]昨年通り
[社会]やや難しくなった
[数学]昨年通り
[理科]易しくなった
[英語]昨年通り
という具合です。社会、“やや”なのか…(泣)
難易度が「昨年通り」なのに平均点が上がっているということは、シンプルに受検生たちがレベルアップしてきたということです。
そして特記すべきは数英のB問題選択勢。
いまの高校入試で、標準+応用レベルでの英語の平均点が30点というのは、少し驚きました。それだけ受検生たちが“本気で仕上げてきた”ということなのでしょう。「やればできるのでは?」という未知数は、良い意味で本当におそろしいものです。
5教科250点満点の試験では、たった1点で数十人を追い抜くことも、数十人から追い抜かれることもあります。「たかが1点、されど1点」の世界です。
なので、毎年言うことですが、プラス1点に執着し続けた者が勝ちます。
受験生の皆さんにとって受験勉強は、「1」の重みを理解する機会になるとともに、0を1にする「0→1(ゼロイチ)」が如何に難しいことかを知れる機会にもなると思います。ただそれは受験勉強に本気であるが故に得られる機会です。そのためにも受験生の皆さんが、塾以外でも、はやく、今以上に本気になってくれることを願っています。
最後まで目を通して頂き、ありがとうございました!
来週も宜しくお願い致します!