能力不足に逃げるな、努力不足を受け入れる勇気が必要
ここからは《定期テスト》のお話です。
先日どこかの曜日の時間で「テストの点数が低かったとき、どう思うか?」という投げ掛けから話を展開する機会がありました。
「定期テストの点数がかなり悪かった。なんでだ?」
まず先に補足ですが「なんでだ?」と考え始めてくれることは何よりも大切で、何よりも褒める点です。
話を先に進めます。「なんで点数が悪かったのか?」この疑問に対するマズイ着地点(答え)が…
・学校(または塾・予備校)の先生の教え方が悪かったから
・授業の進むスピードが速かったから
・お家(または親)がうるさくて集中できなかったから
という着地点です。
学生たちの学習の中で、学生たちと先生または親や家庭との関係は「知識・モノ・時間」の受け渡しをするgiverとtakerの関係にあります。学生たちは生粋のtakerです。
この着地点は、自分の行動の結果がgiverの与えた「知識・モノ・時間」から得られたものだ、ということになります。
さらにもう1つのマズイ着地点が
・難しくて、できなかった
・文が長すぎて、わからなかった
等という着地点です。
「能力」という自分のものでありながら、自分自身ではないものに責任を負わせてしまっています。これを私は「能力不足に逃げている」と表現しています。
両方とも「行動への責任」がほとんどゼロであることと、「努力不足」を考えられていないことがマズイのです。
誰しも、簡単に自分の「ちょっとした頑張り」を不足であったと認めたくはないものです。
しかし、自分が得られる結果は自分の行動量に必ず比例します。
その簡単な仕組みを体感できていない、または理解できていないことは、とてもキツイことです。
自己肯定感が重要視される世の中ですが、自己否定する勇気または否定される勇気も、同じくらい重要なことなのだと私は考えています。
それでは来週も宜しくお願い致します!!
定期テストを控える塾生の皆さん、時間のある限り、行動しましょう!
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