贈る言葉は「失敗には再現性がある」
先日16日(火)の公立高校入試後期選抜の合格発表日にて、今年度の中3生すべての合格をあらためて確認いたしました!!
中3生の皆さんと、支えて下さった保護者の皆様、本当にお疲れさまでした!そして本当におめでとうございます!
弊塾の窓にも掲げておりますように、今年度卒業し進学・就職・起業する皆さんの、新たなステージへの挑戦を応援しています!!
そんな卒業生の皆さんに向けて、若輩者ではありますが1人の大人として届けたい言葉は…
「たくさん失敗してください!」
です。
勿論、悪口でもなければ冗談でもありません。
卒業生皆さんの今後の成長を期待する大人としての応援と本音です。
ご存知の通り、社会には「成功と失敗」の2種類があります。
社会に出て、仕事の中で10個のプロジェクトに挑戦したとしましょう。
きっと自分なりにどんなに頑張っても、成功するプロジェクトは2個以下です。
社会では上手くいかないことが普通であり、あたりまえです。
学校の勉強のように「やった分だけちゃんと成果が出る」なんて甘々な理屈は存在しません。
※大人になって社会に出て「勉強だけしてる方が楽だった…」と思う大人は少なくないでしょう。
そんな失敗だらけの社会だからこそ、「失敗から学べるようになること」がとても大切なのです。
そもそも、成功から得られるのは達成感だけで、学べることは殆どありません。
その成功の仕方はその時の自分にしか当てはまらず、再現性(他の挑戦に誰もが使えるか否か)が殆どありません。
しかし、失敗には再現性があります。
何をすれば失敗するのか、他種・他業であれ、失敗を行く道には必ず共通点があります。
それを学び、活かし、次の挑戦ではその地雷を踏まないように進む。
そして次の地雷を踏ん付ける…(笑)
その積み重ねで数少ない「成功」に辿り着くのです。
成功したときには、この上ない喜びに辿り着きます。
しかし「この成功から何を学んだか?」と尋ねられれば、成功から学んだ事など無く、そこに行き着くまでに積み重ねた失敗から学び続けたことを、成功者たちは語るのです。
以前行われていた、ブロックと電装部品でロボットを組み立てる習い事教室(通称・ロボット教室)の、体験会の中での一場面です。
ロボット作りに苦戦していた小学生のお子様に、同伴して下さっていたお父様が、
「たくさん失敗していいんだからね。」
と優しく語りかけてくれていました。
「なんてカッコいいパパさんなんだ!」と、とても感動した反面、とても切なくなったことを鮮明に覚えています。
「あんな最高な言葉を、あんなにも温かく語りかけてくれる大人が、社会にはどれだけいるのだろう…」
※少なくとも、私は父からあんなカッコいい言葉は頂いておりません(笑)ほとんど言葉を発さない素朴な武士なんです(笑)
たくさん失敗を重ねて、たくさん学んで、ゆっくりと、しかし確実に成長してほしい!
卒業生たちには、この想いと考えを届けたいと思います!
最後まで目を通して頂き、ありがとうございました!
来週も宜しくお願い致します!!