【読解力をつけるために】公式LINE配信メッセージ[2021.07.31]

いつもお世話になっております。ウィンドミルの榊です!今週も暑い中、明るく元気に通塾してくれた塾生の皆さん、送迎や食事など通塾をサポートしてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました!

熱中症の対策をお願い致します!

連日、菊池市安心メールにて「熱中症警戒アラート」が連絡されております。また、朝のラジオからも「日中は部屋を涼しくし、なるべく外出は避けましょう」「特別な場合を除いて、屋外での運動は避けましょう」と流れてきます。帽子の着用や日傘の使用、こまめな水分補給などをして、熱中症の対策を常に心掛けましょう!!

漢字の学習は必要なのか?

さて。学校が休業中である7月26日(月)以降、中3生(受験生)の夏季の課題には「100字漢字ノート 1日3ページ」が含まれています。それ用の漢字ノートも配布済みです!

「受験生である大事な時期に漢字ノート!?」
「漢字ノートって小学生の宿題じゃないの!?」

と、一瞬でも思ってしまったなら、

「国語の勉強の何たるやを知らず」
「読解力の何たるやを知らず」

と、国語のお偉い先生方に言われてしまうところでしょう。

先日から読み進めている、ある住職さんが書いた本に、次のようなことが書かれていました。

「日本人は理解と同意を同じと考えがちです」

この文が書かれていた項は、価値観が反する相手からは「そういう考えもあるよね」という言葉とともに、一歩引くことの必要性を諭す内容でした。

さて、ここで質問です。
Q1:理解と同意、何がどう違うのでしょう?説明してください。
Q2:また、本に書かれていた文の先には、どのような内容の文章が続くでしょう?予想して説明してください。

まるでテストの問題のようですね(笑)すみません。
しかしながら、学校の国語とはこういうもので、こういうことです。

学校の国語で必要とされている読解力とは、「行間を読む力」のことです。行間とは、文と文の間にある空白の箇所をいいます。つまり、直接は文章で書かれていないような(授業中に行間にメモるような)、筆者や登場人物の気持ちや真意を汲み取ることを、「行間を読む」と言います。

※ちなみに僕はこの「行間を読む力」を尊敬する安宅和人さんの表現をまねて、「空気を読む力」とも呼んでいます。もちろん「行間を読む力=空気を読む力」ではありませんが、言葉や声のないところから相手の気持ちや真意を汲み取ったり、場が求めているものを察したりするのは、まさに「空気を読む」ことだな、と。

「行間を読む」には、当たり前のことですが、実際の本文を読めないといけません。本文を読むためには言葉を知らないといけません。ここでいう「言葉を知る」とは、その言葉を「発音できる・意味を知った上で使える」ということです。

学校の国語ができるようになるためには、言葉の読み方と意味と使い方を知ることが基本なのです。そのための学習・演習方法として「漢字の学習」は最適な方法だと僕は考えています。

※国語の勉強には「本や新聞を読んだ方が良い」という意見もありますが、それは極端過ぎるのではないか?もっと勉強の要素を因数分解すべきではないのか?と考えています。本や新聞を読み進めるには、言葉を知った上で文が読めて、知らない言葉を必ず調べる習慣が付いている必要があるのではないでしょうか。

受験生の皆さんには、この夏に今一度、国語の勉強の基本の「キ」を身につけてほしいと思っています!

最後まで目を通して頂き、ありがとうございました!
来週も宜しくお願い致します!

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