いつもお世話になっております。ウィンドミルの榊です!今週も明るく元気に通塾してくれた塾生の皆さん、送迎など通塾をサポートしてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました!
積み重ねが無ければ、勘もハズす
「勘も実力のうち」
私の好きな言葉です。
すみません、先日『シン・ウルトラマン』を見て、影響され過ぎました(笑)
ちなみに『シン・ウルトラマン』の感想は「極めて物足りない」の一言でした。
ゴジラにガメラそしてウルトラマンに仮面ライダーなど、ゴリッゴリの特撮作品を見漁って育った僕には、CG映像がメインの本作品を“なんとなく”ウルトラマンとして見ることができなかったようです。
ということで、来年公開の『シン・仮面ライダー』に期待ですね!(笑)
話を戻して(笑)、今回は「勘も実力のうち」というお話です。
結論からお話しすると、
「勘が正しかった」「勘で当てた」などの勘が、「冴えている」か否かはそれまでの行動量とそれで高められた経験値次第で決まります。ゆえに「勘も実力のうち」です。
数年前までは中3生が受験した模試を、僕が採点することが年に3回ありました。模試の採点中は
「点数が取れない生徒は、勘で答えたであろう問題も軒並みハズしていくな…」
という感想をもつことが多々ありました。それに対して
「それなりに点数が取れる生徒は、勘で答えても正解することがあるな…」
とも思っていました。
生徒が勘で答えたかどうかなんて分かるのか?と思われるかもしれませんが、学校の先生や塾・予備校の講師なら、試験問題の内容と生徒の学習状況さえ知っていれば、勘で答えたかどうかはすぐに分かります。
問題によるところもありますが、教科を問わず大体の内容は「AができてからBができて、そしてCができる」という「難易度序列的な芋づる式」になっています。なので、生徒各々のこれまでの成績や課題の取り組み方そして話の聴き方から「この問題は解けても、こっちの問題はまだ解けないだろうな…」という予想が、細かく、容易にできます。
そうすると「AができていないのにCが正解してる」場合に「え、なんで?」となるわけです。
そしてあとから生徒に聴けば「なんとなくコレかなって思って…」と、やっぱりな返しをしてくれます(笑)
この「なんとなく」は、勘で正解できた生徒もできなかった生徒も必ず口にします。
しかし、両者の「なんとなく」には大きな違いがあります。
勘で正解を当てる生徒たちは、鉛筆を転がしたり「どちらにしようかな~♪」と口ずさんだりすることはありません(笑)彼らは意識的に、または無意識にある技を使っています。
それは「消去法」です。
彼らの「なんとなくコレが正解な気がした」の、この「なんとなく」は、「見たことがある」「聞いたことがある」など、これまでの情報を素にして起こせる感覚だと僕は考えています。
その情報が多く濃いだけ、限りなく正解に近い若しくは正解そのものにまで、考えと選択を絞ることが出来るのです。
某有名塾のCMで、女子学生が問題の選択肢から答えを選ぼうとする中で「選択肢のどれもが正解に思えるときがる」みたいなフレーズが流れます。しかし、正直そんなときがあるのは出題されている内容や出題パターンにほとんど触れてこなかったときだけです。
最近の中3生は私立高校入試の過去問にも挑戦しています。「見てきた・聴いてきた・触れてきた」をより増やすことで、勘をより鋭くする。これも必要な受験対策です!
最後まで目を通して頂きありがとうございました。
来週も宜しくお願い致します。