入試まで時間があるのか・ないのかの計算を間違えていないか[公式LINE2024.02.24]

入試まで時間があるのか・ないのかの計算を間違えていないか

いよいよ再来週には公立高校入試の後期選抜が実施されます。実質的な今年最後の高校入試です。

当日に発揮される力は、いつも通りの力です。勉強の世界では「いつも以上の力」なんてものはあり得ません。
なので、受験生の皆さんは、当日までの1日1日の密度・濃度を高め続け、「最大級のいつも通り」を以って、本番の試験に臨んでください!

その3月6日(水)が終わった時点で、現中2の高校受験までの日数が1年を切ります。
私立高校が第一志望の場合は、すでに11か月を切っています。

これについて、「入試まで時間がない!」と捉えるのか。それとも「まだ焦る時間ではない」と、陵南の仙道のように構えるのか。

「もう1日しかないと考えるか、まだ1日もあると考えられるか」
みたいな言葉は、今でもよく見聞きしますが、今回はそういうお話ではありません。

「自分の立ち位置を把握し、目的にあわせた逆算をしているか」というお話です。

例えば、250点満点の学力模試で120点を取った中学2年生がいたとします。もちろん、菊池市の中学生とします。
この生徒が、弊塾の近くのK高校を第一志望にしていた場合は「入試まで十分に時間がある」と言えます。
総合学科を設ける県北地区でも人気のS高校を第一志望にしていた場合は「入試まで時間はあるけど、油断はできない」と言えます。
県央地区の進学校で英語科・理数科を設けるK高校、または熊本市立のH高校を第一志望にしていた場合、「時間はない」とはっきりと言えます。
熊本県のいわゆる“四高”を第一志望にしていた場合は「マジで時間ないから!」と声を荒げて言えます。

現中2は、4月から「よーいドン!」で一斉に受験生ですが、受験を徒競走に例えるなら、生徒皆が立っているスタートラインの位置はバラバラです。同じゴールを目指す生徒がいても、スタートラインの位置は同じではありません。
その4月までの間に、どれだけのものを培ってきたかによって、スタートラインの位置は変わり、そして志望校によって、ゴールまでの距離は変わるのです。

「入試まで時間があるのか・ないのか」とは、自分の今の成績からゴールとなる志望校合格まで、何をどれだけしなければならないのか、またはそれらにどれくらいの時間が自分には必要なのか等を計算して、はじき出すべきです。
「受験生になったから…」「部活を引退したから…」など時期やイベントで計算するのでは、計算不足です。

ちなみに、「志望校が定まっていないから、どれだけ勉強すれば良いかわからない」から、まだ受験勉強に手をつけていませんは、論外中の論外です。合理的に考えれば、志望校が決まる前に「志望校を選べる状態」になっておくべきです。

厳しい発言に感じる新受験生もいるかと思いますが、圧倒的量で誰しも圧倒できる勉強の世界では、高校入試であれ大学入試であれ、これらが現実です。

真冬くらいに、よく予備校や塾の広告で「今からでも間に合う!」というフレーズを見かけますが、正確には「今からでも間に合う生徒もいる!」です。キャッチコピーとは、言葉足らずだから魅力的に仕上がっているというのも、受験生の皆さんは知っておきましょう。

最後まで目を通して頂き、ありがとうございました!
来週も宜しくお願い致します!

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