【熊本県の私立高校入試のお話[公式LINE2023.09.30]】
今週は連日、教育関係者を対象とした私立高校の入試説明会に出席して参りました!
来週以降も、またいくつかの高校の入試説明会に出席させていただきます!
ということで、今回は、熊本県における私立高校入試についてのお話です。
今年度お子様が受験を控えている保護者の皆様はもちろん、来年度、それ以降、私立高校の受験を予定している中学生の皆さんと、その保護者の皆様のご参考になれば光栄です。
《熊本県の私立高校入試について》
県内の私立高校の入試は、次の3種類に分けられます。
1.奨学生試験
2.専願生試験
3.一般生試験
高校によって名称が多少異なりますが、とりあえず、上記の名称を使えば、どの高校さんにも通じます(笑)
。この3種類の試験のちがいに触れる前に、まずは、試験日について触れておかなければなりません。
1と2は、一部を除いた9割の私立高校で、同じ日に実施されます。
そして試験問題も同じです。なので当日に受験できるのは、1か2のどちらか一方です。3は、1と2が実施されたおよそ3週間後(公立前期選抜よりも後)に実施されます。
次に、3種類の試験のちがいについてです。
1.奨学生試験・・・合格すると、試験の点数に応じた特典(入学金免除など)が与えられます。また、合格しても、必ずしも入学する必要はありません。
2.専願生試験・・・合格すると、必ず入学しなければなりません。その条件ゆえ、合格するために必要な点数が奨学生試験よりも低めに設定されています。また、試験の点数に応じて奨学生試験と同等の特典を与える高校もあります。さらに高校によっては3教科(国数英)試験の場合もあります。
3.一般生試験・・・合格による得点の付与は、基本は無く、必ずしも入学する必要もありません。
では、私立高校の受験を予定している場合、3種類の試験のうち、どれを受験すべきか?
私立高校を受験する場合、それが本命校であれば専願生試験を、併願校であれば奨学生試験を受験すべきです。
※併願校とは、かつての“滑り止め受験”の言い換えです。
併願校に一般生試験はおすすめしません。
その理由は、シンプルに合格しにくいからです。奨学生試験と一般生試験の合格率[%]は次の通りです。
〈真和〉
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〈九州学院〉
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〈ルーテル学院〉
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〈星翔〉
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奨学生試験と比べて、一般生試験は募集人員が多くありません。また、奨学生試験から期間が経った分、試験範囲が広くなります。そして、可能性の話ではありますが、奨学生・専願生試験が不合格だった受験生たちが、より受かりやすい高校に代えて受験することも考えられます。
なので、模試判定でマックスA判定を出していない限り、一般生試験の受験はおすすめできないのです。
さて、今回はおおまかな説明なので、更に詳しい情報については高校のHPおよび募集要項を参考にして頂きたいと思います。
特に!菊池で人気の城北高校は、日程等けっこう違います!受験する際は、募集要項を隅々までご参照ください!!
最後まで目を通して頂き、ありがとうございました!
来週も宜しくお願い致します!