いつもお世話になっております。ウィンドミル菊池教室の榊です。今週も元気に通塾してくれた塾生の皆さん、送迎など通塾をサポートしてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました!
【私立高校入試の選び方について】
さて、来週はいよいよ中学校の共通テストです。かねてより塾生にもお話して参りましたが、この共通テストの結果で受験する高校は“決定”していただきます。
なので、「どの高校をどの試験で受験するのか」ということも、共通テストの結果が出たあとに改めて学校の先生と決めていかなければなりません!
ということで、今回は「私立高校の入試の選び方」についてお話させてください。
☆☆☆
★私立高校の入試は、大きく分けて次の3つの種類があります。
①奨学試験
②専願試験
③一般試験
★実施日程は次の通りです。
➀1月21日(水)
②1月21日(水)
③2月4日(水)または12日(木)または13日(金)
※奨学と専願は、基本同日実施なので、どちらか一方の受験となります。
※菊女・城北・玉女・専玉は他の私立高校とは日程等で微妙に異なる点があるので、募集要項を必ずご確認ください。
★ここからは3つの試験の特徴を、堅苦しい礼儀を一時的に無しにしてお話しさせて下さい。
①県内私立入試のメインで、合格したら何かしら特典が付与される
②県内私立入試のメインで、合格したら絶対入学しないといけない
③1月の奨学・専願試験で志望していた高校が不合格だった受験生が利用することが多い試験
①が県内私立入試のメインと言える理由は、私立入試の①~③各試験の「受験者数と合格者数」を見ていただければ分かるのではないかと思います。参考資料として、学園大付属高校の入試結果がシンプルなので分かり易いです。
https://www.kumagaku-h.ed.jp/files/uploads/R7admission.pdf
学園大付属高校は試験全体の募集人員(次回は360名)を大きく上回る人数の合格者を奨学試験で出しています。これはどこの私立高校でも同じです。奨学試験に設けていた合格ラインを越えた受験生が大勢いたという見方もできれば、奨学試験が殆どの受験生にとっては「滑り止め」なので、殆どの合格者が入学しないことを高校側が見越して大きく余裕をもたせた人数を合格させているという見方もできます。
②がメインになる理由は次の2点です。
(1)奨学試験と同じ試験問題のため得点に応じて奨学試験と同様の特典が付与される場合がある
(2)絶対入学が条件のため、奨学試験と同じ試験問題でも合格ラインが奨学試験よりも低く設定されている
このように➀②の試験は「受験生を優遇してくれる試験」と見ることが出来るため、③の試験を受験生側も高校側もメインとはしないでしょう。
奨学試験と一般試験の難易度については、正直、そんな変わりません。試験範囲は一般試験の方が広く、高校によっては一般試験の競争率は異様に高くなります。
★以上のことから、私立高校入試の選び方としては例年次の通りになります。
1.公立が第一志望で、私立を滑り止めとして受験する場合は、特典もある奨学試験を受験
2.私立が第一志望であれば、合格しやすい専願試験を受験
3.奨学・専願が不合格だった場合は、自分の学力に応じて同じ高校または別の高校の一般試験を受験
☆☆☆
以上、参考にしていただければ幸いです。
受験生の皆さん、自分のために頑張ってください!
最後まで目を通して頂き、ありがとうございました!来週も宜しくお願い致します!