おすすめはストーリーズ・ハイライト!ただいま絶賛フォロバ中です(笑)!!
いつもお世話になっております。ウィンドミルの榊です!今週も明るく元気に通塾してくれた塾生の皆さん、送迎など通塾をサポートしてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました!
自分の限界は自分が持っている情報からつくられる
先日、バレー部に所属している塾生に引退時期やらについて尋ねる中で
「…大津は強いから…」
というワードが出てきました。
それを聴いて、かつてブレイクダンスに熱量と愛情と時間を費やしまくっていた自分の中学・高校時代を思い出しました。
僕の地元の鹿児島県の南端の、魚の水揚げの香りが漂う港町は、当時はダンススクールも無ければ周りにブレイクダンスをやっている人も全くいなかった地域です。なのでDA PUMPやw-inds.やナイナイの岡村さんがテレビで見せてくれた「基本的な技」を即行でビデオに録画して、再生画面がガタガタになるまで再生と巻き戻しを繰り返し、1人で練習に没頭する日々でした(笑)
その後、実家にパソコンという難しい機材が現れ、電話回線を“直接使って繋げた”インターネットで、日本と世界のブレイクダンス事情をそれまでより詳しく調べることができるようになりました。
☆今では珍しい、榊のウィンドミルがこちら。(笑)
当時のネットでは、イタリアにヤバいやつがいる!フランスに怪物がいる!韓国の勢いがヤバい!など、粗い画素の動画とともに海外勢の凄さを見ることができました。
また、「欧米人は日本人よりも手足が長いから…」「韓国人は肩の骨や筋肉のつくりが日本人と異なるから…」など、日本人が日本人をネガティブに比較しているページも発見してしまい、直接的ではなくても「日本人にブレイクダンスは向いてないぜ!諦めな!」とパソコンの画面越しに言われたような気分になりました。
本当に日本人には欧米人や韓国人のような大技を連発するダイナミックなブレイクダンスはできないのか?
瞬間瞬間には疑問に感じていたものの、その当時の日本のブレイクダンスシーンではダイナミックさを欠きながらも、動きの独創性や細かさで勝負する人たちが多かったこともあり、
「やっぱり日本人がブレイクダンスをしても、出来る技や出せるダイナミックさには限界があるのかもしれない。欧米人や韓国人には敵わないのだろう。」と先走って勝手に納得していまいした。
それ以来、大技の習得を目指しても上手く出来ないたびに「日本人だからかな?」と思うようになっていました(笑)
☆今ではさらに珍しい、榊のバトルの様子がこちら。(笑)
2024年に開催されるパリ五輪。そこで新種目として加わったのがブレイキン(ブレイクダンス)です。
そのメダル獲得に、最も近いと言われている選手たちは10代~20歳そこそこの日本人選手たちです。
彼らのブレイクダンスは僕が中学・高校時代にネットで見ていた欧米人の動きを更に上回る、ダイナミックで綺麗なブレイクダンスです。
「体のつくりが違う」とか言ったやつ誰だよ~!と叫びたくなりますし、それこそ「本当に日本人かな?」と思ってしまいます(笑)
彼らと僕らとでは「知っている限界」が違います。それは即ち、それまでに収集してこられた情報の違いでもあります。
それまでに収集してきた情報から、体験・実践も無しに、限界は創ることができます。
「彼らができるからできる、彼らができないからできない」そんな具合です。
「限界は情報からも創られる」これは個人的に大事な側面だと思っています。
「体のつくりが違う」という限界は今思えば当時の僕や僕らにとって、非常に使い勝手の良い、史上最悪の「言い訳」だったのかもしれません(笑)
最後まで目を通して頂き、ありがとうございました!
来週も宜しくお願い致します!