【中2英語の教科書本文を、中3生たちは正確に訳せるだろうか?というお話】
「think of~」は「~を思い付く,~を思い浮かべる」として使います。中学英語では、一般動詞の「自動詞と他動詞」の使い分けについては基本触れません(塾では必要最低限の範囲で触れます)。なので、中学生はthinkの後ろにaboutやofなどの前置詞が付く場合と、そうでない場合なんて“気にしない”で、think~「~を考える」think about~「~について考える」think that~「~ということを考える」というカタマリで覚えます。これが良いのか悪いのかを言えば、高校入試までなら全然大丈夫です。しかし高校英語なら、それなりの悪手です。
僕が気になったのは、「think of~」が中学の教科書に「新出の連語」として登場していない点です。なので、教科書にある「ワードリスト」にも載っていません。つまり、教科書で調べても分からないんです。
「think of~ってなんだ?」と思わない限り、そこから辞書をひかない限り「think of~」は分からないまま・・・なんちゅう意地悪な!と思いました(笑)
しかし、教科書に登場している以上、「think of~」はthink~,think about ~,think that 主語 動詞~と同じ様に高校入試の問題のなかで扱われることもあるということです。
さらに教科書のこの英文(Unit 5 [同ページ])
He wanted to make designs for all people, regardless of age, ability, or situation.
気になったのは、中学生からすれば訳し難い英文のつくりと、その原因とも言える「regardless of~」です。さすがに教科書は「regardless of~」を新出の連語として扱ってはいますが、正直、「regardlessかあ…(呆然)」です。高校入試対策用の一般的な英単語帳に載せているだろうか?と、まず疑問に思うレベルの単語です。
共通テストの結果が返却されたばかりの中3生からしたら、忘れてしまっていた事実かもしれませんが、中2の教科書はこのレベルです(教科書改訂により昨年と中身は違います)。コレが次回の後期中間テストの範囲に入る中2生はもちろんですが、中3生も改めて、「教科書レベルの文法・単語」の再三の見直し確認と復習が必須です。
最後まで目を通して頂き、ありがとうございました。来週も宜しくお願い致します!