数学について、ちょっと厳しいお話[公式LINE2026.05.16]

いつもお世話になっております。ウィンドミル菊池教室の榊です。今週も元気に通塾してくれた塾生の皆さん、送迎など通塾をサポートしてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました!

【数学について、ちょっと厳しいお話】

突然ですが、数学の問題です!

問)次の方程式を解きなさい。

3x – 2 = 7

中2生以上であれば難無く解けてほしい「1次方程式」の問題です。解くなかで次のように「移項」を行った方も多いと思います。

3x = 7 + 2

さて、ここでさらに問題です!

問)移項をするとき、移項した項が符号を変える理由を説明しなさい。

中2生以上であれば難無く説明ができてほしい問題です。移項した項が符号を変える理由は、中1数学の教科書の「等式の性質」から説明ができます。
しかし、説明ができない中2生以上は、実は少なくありません。なかには「問題を解くなかで移項が使えるなら説明なんてできなくても大丈夫」と思ってしまっている中学生や高校生もいることでしょう。

しかし、説明ができないモノ・言語化できないモノを「理解している」とは言いません。
学校の授業でも「ちゃんと理解しなさい!」に似た言葉は飛んで来ると思います。それは言い換えれば、「理由や意味を説明できるようになりなさい!」だと僕は思っています。
説明できないということは理解していないということ、つまり「分かっていない」のです。子どもを叱る親が「どうして怒っているか分かる!?言ってごらん!」と言う、アレとも同じです。

高校生の時の話をさせてください。
僕は高校生の時「最高の数学の授業」を受けていました。担当の先生の話が面白かったとか説明が分かり易かったとかではありません。

授業開始前、10分間の休憩時間、前日に先生から指名されていた3~6名の生徒が、それぞれ指定されていた1~2問の解答を、教室の前後の黒板にギッシリと書き上げます。授業開始のチャイムが鳴ると、書き上げられた解答を使って先生の解説が始まります。授業の後半では新しい内容にサラッと触れ、それに準じた問題を翌日までに解いて板書しとくよう、また新しく数名の生徒が指名されます…。

この授業の“恐ろしい点”は次の3つです。

1・指名された生徒は、指定された問題を他力を使ってでも死ぬ気で解いて板書をしないと、授業が(先生が)ヤバい空気になる。

2・先生は解説中に「榊、この式どうしてこうなった?」と板書をした生徒に説明を求めることがあるので、友達の解答を丸写しして板書に臨んだ者は、説明不可と悪手で、二重に詰む。

3・先生は解説中に「榊、この式どうしてこうなる?」と板書した生徒以外にも説明を求めることがあるので“指名されていない=解いて来なくていい”ではない。

この数学の授業が最高だったと言えるのは、常に先生が生徒に「説明」を求めていたところです。今で言うところの「主体性」そして「主体的な学び」が、先生の誘導によって開花されたり発揮されたりする感じでした。先生からしたら至極当然なのかもしれませんが、指名されて板書に臨んだ解法への理解度は他よりも頭一つ抜けていて、定期テストで類題が出題されれば、そこそこの復習でも確実に正解できました。

解法が使えること・公式が使えること、それらは“イコール理解”ではありません。説明・証明ができてはじめて理解に至るのです。
夏まで時間がある今だから、解法や公式の説明や証明にも尽力してほしいと、今の塾生たちには思っています。

最後まで目を通して頂き、ありがとうございました。
来週も宜しくお願い致します!

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