ココは田舎の学習塾#6「やる時はやる」って人は絶対に勝てない

定期テストの2週間前や1週間前に中高生によく垣間見えるのが

「やる時はやる」

という、姿勢や眼差しや時間の使い方や、その他行動。

「やる時はやる」では勝てない

定期テストの2週間前や1週間前というと、テスト範囲が学校から提示されたり、その範囲に準じた課題が各科目の担当先生から出されたりして、テスト勉強を促される。その促された時・促された瞬間に即座にテスト勉強に取り掛かる中高生は(明確なデータがないから体感的ではあるが)、かなり少ない。

テスト勉強ができる期間、中高生のほとんどが「やる時はやる」という姿勢や考え方なのだろう。

※若しくは「やる時にやる」だろうか。これは、いちばん酷い思考だろう。

「やる時はやる」は現実世界では通用しない

「アイツは、やる時はやる男なんだぜ…」

よく少年漫画や映画など、フィクションの世界では「やる時はやる人」という存在が主人公だったりキーパーソンだったり、最強の存在だったりする。しかし、それは紛れもないフィクションで、「やる時はやる」の美化でしかない。

中高生はこれに影響されやすい。なぜなら、シンプルにかっこいいからだ。特別感があり、ヒーロー的で救世主的。

しかし、現実世界では、「やる時はやる人」なんて絶対に通用しなし、絶対に頼られないし、絶対に勝てない。理由は2つ。

1つ 言い換えれば「やる時しかやらない人」だから

行動力が無いため、人からの信頼度・評価も低い。

1つ 「やる時はやる人」の上には、「常にやっている人」が必ず立っているから

行動量が極めて少ないため、経験不足で知識不足。

「やる時はやる」では経験の積み重ねが薄っぺらなので、まぁ頼りない

「やる時はやる人」、言い換えて「やる時しかやらない人」は、ほとんど成長していないし、成長できない。

「やる時しかやらない」ので、ただただ経験不足・知識不足でしかない。

※もちろん「やる」量がどれくらいかにもよるかもしれないが、そもそも「やる時」の期間が長期ではない。そのため、経験や知識は定着しないし、忘れる。

そして、近いうちに成長不足による周りとの差(もちろん周りが優秀に見えるという差)を感じ、自分から閉じこもりはじめる。

「やる時はやる」なら、絶対に勝者になれない

「やる時はやる人」が、不断の努力を惜しまない存在;「常にやっている人」に勝てるはずがない。

※結果だけでなく、評価や人望も含めてである。

これについて、何か異論があるのだろうか。

勉強は「やる時はやる」では困る

仮に、塾生の保護者が「うちの子はやる時はやるんですけどね・・・」とでも言おうものなら、

「やる時はやるでは困ります」

と、間髪入れずに真顔で返すだろう。理由を添えるなら前述の通り。

将来、少しでも豊かな生活を送ってもらいたい、お金に困らない生活をしてほしいと、自分の子どもに思うのなら、

勉強する人・勉強できる人になる道を進むことをお勧めしたい。なぜなら、いちばん楽な道だからだ。

しかし、楽な道ではあるが、甘くはない道。

「やる時はやる」なんて通用しない。

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