【音楽を聴きながら勉強すると、「集中して達成した」気になるだけ】公式LINE配信メッセージ[2021.02.20]

さて、いよいよ高校入試期間もクライマックスです!先日、私立高校の一般入試が終了し、公立高校の後期選抜の出願状況が公開されました!
https://www.pref.kumamoto.jp/site/kyouiku/85992.html
今年受験する中3生以外の塾生も、是非一度目を通して頂きたいと思います!
「倍率」という数字の見方や考え方を知ることができるだけでなく、わずかながらその高校周辺の地理的または商業的状況等も予想できるようになるかと思います!

音楽を聴きながらの勉強は、OKなのか?

昨日、中学生から出た質問です。「音楽を聴きながらする勉強って、どうなんですか?」と。

まずは、その時間には話すことのできなかった、既に立証されている科学的知見からお話致します。

「音楽を聴きながらの勉強は、集中した気になるだけで、集中できてはいません」
好きなアーティストの音楽を聴くことで、ドーパミンというアドレナリンの前駆体が出ます。これにより気分が良くなったり高まったりして、「達成感」に似た気分を味わうことができます。しかし、実際は「集中して達成できた気分」になっただけで、作業や学習(具体的には解いた問題数など)を集中しながら沢山取り組めたという事実は起きていないのです。
仮に「好きなアーティストの音楽を聴いて勉強したら、いつもよりも自学のノートをたくさん進められた!」という事例があったとしたら、それは日頃の学習時間はほとんど集中できていない・量をこなせていない証拠です。

では、無音の静かな空間なら集中できるのでしょうか?

これについても十数年前に海外の大学が実験結果を出しており、最近ではその結果を参考にした記事がweb上で多く見られます。
その実験とは「自分の家・図書館・ファミレスのうち、勉強にいちばん集中できる空間はどこか?」というものです。
結果はファミレスで、「集中するためには、自分に関係のない雑音が必要である」という結論です。

上記2つの事例に対して、勿論、例外は存在すると思います。「私は図書館のような無音の空間の方が集中できる!」「ROCKにのってる方が集中できる!」など…。

なので、塾生の皆さんには是非、自分自身で「実験」してみてほしいと思っています。
自分はどんな状況・どんな空間で集中できるのか。
それを知ることができれば、集中力を自在に操れる最強の大人になれます!

某有名塾の「やる気スイッチ」ってやつでしょうか。あれはネーミングセンスは抜群でしたが、CMのように他者から押してもらっては意味がありません。スイッチの切り替えは自分自身でできるようになってほしいです!

ちなみに、大学生の頃の私はちゃっかり自分自身で実験しております(笑)
当時好きだったHIPHOPの音楽を流す部屋と、当時全くわからなかったAKB48の曲を流す部屋、どちらの部屋が集中できるのか。・・・結果、AKB48の部屋でした。※AKB48のおかげで独学で公務員試験突破です(笑)

行動を起こす前に最も大切なことは、「己を知る」ことです。

最後まで目を通して頂き、ありがとうございました!!
来週も宜しくお願い致します!!

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