【量をこなすとは、時間を費やすことではない】公式LINE配信メッセージ[2021.06.26]

いつもお世話になっております。ウィンドミルの榊です!今週も元気に明るく通塾してくれた塾生の皆さん、送迎等で通塾をサポートしてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました!

量をこなすことと時間を費やしていることは、イコールではない

先週の日曜日、ある川沿いの道で、子どもたちが集まっているのを見かけました。中学生か小学5・6年生か。夏の到来を感じさせる良い天気だったので、川で遊びたくなるのも仕方なかろうと、そのときの天気のように陽気に考えていたのですが・・・
「もしも彼らが中学生で、場所から推測するに菊池南中の生徒だったとしたら…」と想像したら、「え、大丈夫なのかな?(-_-;)」と心配になってしまいました。
なぜなら菊池南中は、来週はじめに《前期中間テスト》を控えているからです。定期テストまでおおよそ1週間となった日に遊べるというのは、なかなか・・・言葉にできない感想です。
※もちろん数ある選択肢の中から「遊ぶ」という選択をした、本人の責任でしかありません。

今回は、そんな定期テストに向けた「テスト勉強」の様子についてお話しようと思います。

定期テストにはテスト範囲があります。菊池の地域だと、テスト範囲が学校もしくは各科目の先生から提示されるのは早くて2週間前、遅くて1週間前です。そしてテスト範囲の提示とともにその範囲に合わせた課題が課されます。ほとんどの定期テストはその課題から抜粋された問題が(ほぼそのまま)出題されます。

塾講師の立場からお話すると、テスト範囲の課題は、最低でもテストの1週間前に終わっておくべきです。
※テスト範囲の提示がテスト1週間前だったとしても、その時に提示されている課題(ワーク)が終わっているか、既に先を進めているべきです。

そして残りの1週間は、課題の中で間違えた問題・解けなかった問題・知らなかったことを徹底的に復習するための時間です。
以前もお話しました、「最速の失敗」を、最低でも1週間前にしておくべきです。誰よりも速く失敗することで、誰よりも速く改善点の発見に至り、誰よりも速く改善することができます。加えて速いことで、より多くの改善点を改善することができます。

しかしながら、今回の前期中間テスト1週間前に、テスト範囲の課題(ワーク)が終わっていた塾生は、全体のわずか30%ほどでした。

今回のテスト勉強の様子から見えてきた勉強のやり方における問題点は「1問にかける時間が長過ぎる」という点です。

解けないのであれば、すぐに解答・解説を開いて解き方を調べるべきです。しかし、正解することにこだわっているのか、赤ペンの修正が残ることを嫌っているのか、走らないペンを握り続ける中学生は、これまでも多く見られました。

前以ってですが、「じっくり考えること」は決して悪いことではありません。しかし、テスト勉強の目的を考えれば、それは適したやり方・考え方とは言えません。
テスト勉強の目的は、➀知識の定着②テストの得点アップです。どちらにしても「反復演習」が最も効果のある学習方法だと言えます。「何回読んだか?何回解いたか?」この「何回」が多い中学生ほど、覚えたことを忘れることはなく、解くスピードは速くなり、得点も高くなります。

量をこなせば時間を費やすことになりますが、
時間を費やしているからといって量をこなしているとは限りません。

勉強中は時計の針ではなく、ペンのインクの残量を気にするべきです!

最後まで目を通して頂き、ありがとうございました!
来週も宜しくお願い致します!

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