中学生の連休課題は全学年共通で小学内容の算数!![公式LINE2024.04.27]

中学生の連休課題は全学年共通で小学内容の算数!!

今日からゴールデンウイークに突入…のようで(笑)、一部では10連休になる大人たちもいらっしゃるようです!
街々では建物からも人からも「連休ムード」なるものがにじみ出ていますね(笑)

とは言え、連休中に旅行やレジャーを楽しめる方々は半数で、「さぁ、忙しくなるぞ…」と腕捲りをする方々がもう半数です。楽しみを提供してくれる又は支えてくれる方々のおかげで、連休の楽しみは成立しています。なので、その方々への感謝の気持ちを絶対に忘れずに、連休を過ごしたいですね!

そんな連休の楽しみを提供し感謝されるべき方々とは大きく異なる私、または学習塾の大人たち(笑)。
恨まれ役を買って出て、連休のために子どもたち提供するのは、そう!「宿題」です!

塾生の皆さん、出されている課題はちゃんとこなせていますでしょうか?
「あれやこれや提出する」と宣言していた高校生のRさん、しっかり課題はこなせているのでしょうか?(笑)

今回の連休課題ですが、中学生には「全学年共通の課題」を課しています。
その教科は、「算数」です!「中学生なのに数学ではなくて算数?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それこそ迷路に繋がる入り口です。以前LINEでもお話ししたように、数学と算数は別の学問ですが、計算方法やその他のルールは共通です。なので、数学で分からない問題や単元があった場合には、遡って遡って、小学生の算数まで遡ることもあります。
そして今回の連休課題では、その遡りが必要な単元として「速さ」と「割合」の内容を課しています。宿題の教科が算数であることに疑問を抱いていた中学2・3年生も、この単元名を聞けば納得することでしょう。

中学数学で、速さ・割合の知識が再び必要になりはじめるのは、中1生がもうすぐ突入する単元「文字式」からです。それ以降、方程式、関数と続く単元内でも速さ・割合の知識を使う場面は頻繁に出てきます。そして恒例のように、多くの中学生がそこで躓いたり得点を得られなかったりします。その原因の殆どが、そもそも小学算数での速さと割合をマスターできていなかったことにあります。「み・は・じ」の計算以前に速さの単位の変換ができるかどうか。「く・も・わ」の計算以前に「く・も」の見分けがつけられるかどうか。さらに割引き・割り増しの計算ができるかどうかなどなど。これら「算数」がしっかりできていないと…

原価x円の品に3割の利益を見込んで定価をつけたが、まったく売れなかったので定価の7割引きで販売した。この時の販売価格を答えよ。

…という具合の文字式の問題が解けず、解説を読んでも「何を解説しているのか分からない!」なんてことが起きてしまいます。勉強中に解説が解説として機能していないというのは、かなりマズイ状態です。

また「速さ」「割合」は理科でも使います。さらにその理科の内容が、数学のなかでも問題として登場します。例えば、化学分野の「質量パーセント濃度」は、数学の連立方程式の文章題ではド定番です。

今回の連休課題の「算数」は、中学生にとっては「復習」であり、必要不可欠な「予習・下準備」でもあります。しっかりこなすべきものをこなして、連休明けの単元に備えましょう!

最後まで目を通して頂き、ありがとうございました。
来週も宜しくお願い致します!

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