勉強する動機は不純でもいいと思う!(笑)[公式LINE2024.05.04]

勉強する動機は不純でもいいと思う!(笑)

先日、個人的な恒例行事と化した『名探偵コナン』の映画を見に行ってきたのですが、その時にふと、このLINEで「漢字を学ぶ目的」について触れたことを思い出しました。そこでは「漢字を学ぶ目的は、知ってる言葉を増やすため、それによって上手な会話ができるようになるため」というのが、先生たちから聴いてきた中で最もしっくりときた目的だと書きました。
しかし、それは“しっくりときた目的”であって、実のところ小中学生の頃の私が“秘めていた目的”ではありません。

小中学生当時の私が漢字を、または言葉を調べ学んでいた目的は、今でも大好きな『名探偵コナン』に書かれるカッコイイ台詞を理解して自分でも使えるようになるためでした!もっと簡単に言えば「漫画をちゃんと読めて、キャラの真似ができるようになるため」だったんです(笑)

『名探偵コナン』は劇場版シリーズの累計動員数が1億人を突破、その数字は日本映画において『ドラえもん』や『ゴジラ』のシリーズの累計に続く数字だそうです。
そうなるほどに幅広い世代から知られている、もう魅力しかない『名探偵コナン』ですが(笑)、その魅力の1つに「カッコイイけど無駄に小難しい台詞」があるんです。

例えば、単行本16巻に初登場する“怪盗キッド”がコナン君に発する台詞。そもそも、当時小学校低学年だった自分からすれば「怪盗」なんて言葉すら新鮮(…というか「何ソレ?」くらい)でした。その怪盗キッドがこう言うんですね。

「怪盗は鮮やかに獲物を盗み出す創造的な芸術家だが…探偵はその跡を見てなんくせつける……ただの批評家に過ぎねーんだぜ?」

何それ!?カッコイイ!と小学生の私は興奮しながらも、「なんくせつける」って何?「批評家」って何?と、言葉の意味がまったく分からず、それゆえに台詞のなかの表裏のカッコイイ比喩にも全く気付けていませんでした(泣)
さらにそこから数話後には、コナン君がさっきの台詞の“返し”としてこう言うんです。

「優れた芸術家のほとんどは死んでから名を馳せる…お前を巨匠にしてやるよ、怪盗キッド…監獄という墓場に入れてな…」

なかなか物騒な表現ですが、小学校低学年の榊、物騒な表現というのもイマイチ分からず(笑)。ただただ「カッコイイ!」という興奮のみ。勿論ここでも「名を馳せる」って何?読み仮名は振ってあるけど…意味分からないよ!という具合です(泣)

私は『名探偵コナン』でのこれらの経験をきっかけに言葉を調べたり、漢字を調べたり、漢字を書けるよう努力したりするようになりました。「怪盗キッドのカッコイイ台詞をちゃんと読みたいし使ってみたい!」みたいな(笑)。「どこで使うんだよ」と今となっては思いますが(笑)

「将来のため、将来の役に立つから勉強する」なんて私は一度も考えたことはありません。勉強をする動機・勉強を始めるきっかけは何でも良いと思っています。
将来の夢のため、テストの点ため、ご褒美のため、好きなことのため、好きな人のため、何でもアリだと思います。だから、その時その時で、きっかけが代わっていくのも良いことだと思います。

塾生の皆さんが塾に来てまで勉強を頑張ってくれるきっかけは何なのか、機会があれば聴きたいところです!

最後まで目を通して頂き、ありがとうございました!
来週も宜しくお願い致します!

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